「何もしないで●●できた」と自慢する生徒を徹底的に説教する理由 | 江東区の家庭教師&ライターのみみずく~半蔵門線・大江戸線沿線及びオンラインで指導中~

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先日、ある生徒が自慢してきました。

「何も勉強しないで64点取れた!」

僕は、この生徒を徹底的に叱りました。

「何もしないでたまたま取れた点数に価値は無い。
しかも64点なんて中途半端な点数、恥ずかしくないのか?
同じような自慢を二度とするな!」

僕は、何もせずに中途半端な結果を出し、
そこで満足しようとする生徒が許せませんでした。
だから、生徒の表情が曇るまで説教したのです。

ただ、この生徒に限らず、
「何もしないで●●できた」
と頻繁に口にする生徒がいます。

このタイプの生徒に対しては、
たとえば次のように話すことも可能です。

「何もしないで●●できたなら、
頑張れば▲▲もできるよね!!」


こういうふうに話を持って行った方が
生徒の自尊心を傷つけずに済むことでしょう。

しかし、「何もしないで●●できた」と言う生徒を
僕は一切褒めないどころか叱るようにしています。

「何もしないで●●できた」と言う生徒の本音は
「●●と同じように、
他のことでも楽して結果を出したい」
です。

彼ら・彼女らは、
直ぐに結果が出ないことにじっくり取り組むことを嫌がります。
まして、結果の出ないことが苦手科目だったりすると尚更です。

他の生徒で、次のように言っていた子がいます。

「何もしなくとも社会は覚えられたのに
英単語は全然覚えられない……」


僕がこの生徒も徹底的に説教したのは言うまでもありません。

「だから何?そんなこと言って何になるの?
しかも、君が『覚えられた』と言っているのは
中学受験レベルの簡単な社会のことだろ?
そんなのにいつまでもすがってどうするんだよ?」


生徒達が口にする「何もしないで……」は
「実は自分は出来るんだ!」というプライドの表れですが、
その裏には過信怠惰とが潜んでいます。
そして、この過信と怠惰とが成績向上を阻害しているのです。

もちろん、生徒が「何もしないでできた」ことも、
実際には何かをして出来るようになったことです。
その何かが、生徒にとって苦痛ではなく、
「努力した」と感じさせなかった、というだけの話です。

そうした事実があるにも拘らず、
「何もしなくても自分はできるのでは?」
と考えるのは甚だしい勘違いです。

生徒の勘違いを正し、
過信と怠惰を徹底的に排除することが
その生徒の成長につながる、と僕は考えます。