つい最近、恋人ができました。
現実的な話、マッチングアプリ「タップル」で出会ったのですが、その恋人さんとはあと5日で三か月になります。
わたしと彼は、マッチングしてから二か月ほどアプリ内でのメッセージのやりとりを重ねています。
ちなみに、わたしは臆病だったので、マッチングアプリ内でも恋人さん以外の人からいいねはもらっていたのですが、3~4人としかやりとりをしていなかったです。
その中でも、他の人は2~3言で会話が終わっているのですが、恋人さんとはゆっくりなペースでもやりとりを重ねていました。
相手とのメッセージでのやりとりは、お互い歩み寄りの姿勢と、言葉選びの相性の良さや話す内容の相性の良さを感じています。
声を聞いてみたいなと思うようになり、文字だけでは物足りなくなり初めて通話したのですが、お互い会話の内容やペースなどが心地よく、初めての通話で約3時間、ビデオ通話でお喋りしました。
その後お互いがまた声聞いて話したい、という状態になり、3回目の通話で10時間ほど喋りっぱなしになりました。
恋人さんとは、本当に多くの共通点がありました。
物事に対する考え方、人に対する思い、こまやかな特徴、興味、趣味など、合う部分が本当に多くて、面白いことに、わたしが喋った内容が、恋人さんの言おうとしていたことだったり、同じことを同じタイミングで言い始めたりするんですよね。
すごく楽しかったです。
もうその時点ではお互いに惹かれあっていて、でもお互い実際に対面した訳ではないので「好き」とは言えずにいました。
わたしは見た目にコンプレックスがあったので、会うのはもっと先かなと考えていたのですが、臆病なわたしらしくなく、どうしてもすぐに会いたくなって、通話を初めて一週間、休日に会う約束をしました。
その前日、通話では「会ってみて、お互い見た目が大丈夫だったら、お付き合いするってことになるのかな?」と話しています。
わたしの恋愛観なんですけど、見た目は本当にある程度清潔感があって、身だしなみに気を使っているのであれば大丈夫というか、見た目よりも中身という考えをしているので、わたしは相手の見た目は絶対に大丈夫だと感じていました。
けれど自分の見た目が嫌すぎて、保険をかけていましたね。
恥ずかしながら、わたしはぽっちゃりなんですよね…。
前日はどきどきして、不安で、でも楽しみで、幸せでしたね。
フラれてもいいや、精一杯デートを楽しもうと思っていました。
当日の朝、わたしは精一杯のお化粧をして、お化粧に合うお洋服を着て、待ち合わせ場所に向かいました。
お相手さんが迎えに来てくれて、いろんな場所に行きました。
わたしは小説や本が好きなので、本屋さんに行くと、本屋では絵本の話ができたり、相手の興味のあるものを知れたりして、楽しかったです。
最後、わたしと恋人さんは公園で手をつないでお喋りをし、わたしは恋人さんに夕方、家の付近まで送ってもらいました。
その日、わたしと恋人さんは無事に付き合えたのです。
わたしは男性とのふれあいが苦手で、基本自分から触れないのですが、恋人さんだけは自分から手をつなぎたいと思いました。
繋いだ手がほんとうにあたたかくて、優しくて、人の体温ってこんなに安心なのか、と母親以外に思ったのは初めてでした。
そして、現在は三か月目前です。
すごく濃い約三か月を過ごしました。
本当に濃かったです。
わたしの過去について心の状態について、相手の過去や心の状態について、たくさんたくさん会話を重ね、なんと、人となかなか喧嘩したことのないわたしが喧嘩をしました。
また、わたしは男性が苦手だったので、誰とも身体をつなげたことがなかったのですが、お相手さんとだけは、身体をつなげました。
わたしと恋人さんはよく昔の恋人の話をお互いにします。
不思議と、昔の恋人さんにはまったくやきもちを焼かないんですよね。
そういうところも似ていたり、歩いていて目につく場所や対象が一緒だったり、とても似ているのです。
でも、約三か月一緒に居て思うのは、お互い怖くなるほど似てること、共通点が多いけど、今までの人生でお互い経験してきたこと、違う部分の凹凸が本当にぴったり重なって、わたしの欠点に寄り添ってくれているなと思います。
過去、誰かに見てほしかった心、言ってほしかった言葉、態度など、ふとした時に、恋人さんが与えてくれることを常に感じています。
なんというか、恋人のどきどきもくれて、家族のような友達のような安心感もくれて、心の両方の側面から癒してもらっている感じです。
あの苦い体験も、あの経験もしてきたからこそ、恋人さんの複雑さも繊細さも深く共感をしながら理解できるし、恋人さんが生きてきたうえで経験してきたことで今の恋人さんがいるなら、すべてがありがたいと思いました。
恋人さんが最近言ってくれるのは、「水彩と居る時の俺は無敵やけど、一人になったらなにもしてないから、これは依存なのか」とか、「水彩が居る時は、穏やかにいられるけど、離れてひとりになったら不安になってくる」などといったことを伝えてくれます。
わたしも似たようなことを考えていました。
大嫌いな人がいたのですが、恋人さんと会話をしていると、恋人さんの存在があると思うと、わたしは強くなっていき、大嫌いなひとから嫌な言葉や強い言葉を言われても、今までは感情的に怒っていてそんな自分が大嫌いで後悔ばかりだったのに、今は怒ってしまうときもあれど、大嫌いなひとの態度など流せるようになれました。
前向きになり、明日がある、命がある、どうせ死ぬなら精一杯やってみよう、恥も失敗も過ぎ去るなどと思えるようになり、自分のために、大切なひとのために生きてみたいと思うようになり、自分を大切にしようとか、自分の体を気遣ってみようとか、恋人さんに作る料理には野菜や栄養のあるものをとか、自立をしたいとか、本当に前向きになれたのです。
あとは、恋人さんとの恋愛で裏切りや後悔などがあったとしても、思いっきり傷ついてみようなどとも思えるようになりました。
心に二人分の余裕があり、心に恋人さんの思いやりの空間、居場所ができていると思うのです。
ありがたいですね。
わたしはわたしだけれど、わたしは人の影響を受けます。
前向きになれているのは、恋人さんのおかげでもありますね。
生活が大切だと思うようになり、生きることが大切だと思うようになりました。
これから恋人さんのことをもっと知っていきたいです。
そして、恋人さんとの大切な日々を過ごしていきたいです。