田中宇氏のトランプ分析が興味深いです。
トランプは大統領に当選したら、おそらく米国をデフォルトさせるようです。


トランプ台頭と軍産イスラエル瓦解 
2016年5月11日  田中 宇

https://tanakanews.com/160511trump.htm

(抜粋)
トランプは、リーマン危機後の米当局による金融延命策に反対で、任期が来たらイエレン連銀議長に辞めてもらうと言ったり、米国債をデフォルトさせるかもしれないと示唆したりしている。

彼は、軍産を懐柔するためか軍事費の増加を提唱しているが、その一方で大減税を主張しており、米国を財政破綻に誘導している感じがする。

 大金持ちのトランプは、自己資金で選挙戦を進め、他の候補たちのように党の資金に頼っていないので、党上層部は、カネを使ってトランプを従順にさせることができない。

米国では、911以来の好戦策と、リーマン以来の金融延命策(金融界だけ助けて一般市民の生活は悪化)に対し、米国民が不満をつのらせているのに、共和党も民主党も上層部が(軍産や金融界からカネをもらっているがゆえに)国民の不満を無視して好戦策や金融延命策を続けている。

だが、好戦策も金融延命策も、もう限界に達し、破綻しかけている。

トランプはこの状況を見て選挙に参戦し、米国民の民意に沿う形で好戦策や金融延命策を潰す姿勢を打ち出し、大成功している。