天木直人のブログ

 米国のHPを見ればTPPを推進する米国の本音がわかる


新党憲法9条さまhome pageより
 2015年11月17日



 なぜか日本ではTPPが単なる農業関連問題というふうに報道されるが、実態はまったく違う・・・

 こういう書き出しで始まる注目すべき記事を、きょう11月17日発売の週刊すぱ11月24日号に見つけた。

 それは「ぐっちー」と言う名の投資銀行家の書いた記事だ。

 彼は言う。

 米国のホワイトハウスのHPを見よ、と。

 そこに米国の本音がすべて書いてあると。

 それを読めば日本政府の報道管制や御用メディアの報道がいかにデタラメであるか一目瞭然である、と。

 「ぐっちー」さんが示す一例は次のごとくだ。

 すなわち、そこに書かれているオバマ大統領の米国国民に宛てたメッセージは腰を抜かすほど驚きだと。

 TPPは、世界中で米国製品に課せられている関税をなくし、米国の輸出を加速し、米国内でより高い賃金を確保するためのものだと言っていると。

 すなわち、これまでの貿易構造はそもそも米国にとって不公正だったからそれを正すというのだ。

 さらにTPPは単なる貿易協定にとどまらず、過去に例を見ない広範な問題にコミットし、そのルールを破るものには制裁を課すと言っているという。


 きわめつけは中国に関する部分だ。

 環境破壊や不法労働のもと、世界中に安く輸出している中国を名指しで許さんぞというのがTPPだと、米国民に説明しているという。

 ぐっちーさんは言う。

 「こんなこと、俺たち聞いてねーよ」

 そんなことを言ってもあとの祭りになると。

 こままでぐっちーさんが教えてくれたのだ。

 TPPに反対する国会議員は、直ちに米国のHPを日本語に訳して国民に知らせなければいけない。

 そして、国会で鋭く追及しなければいけない。


 それをおそれて、安倍首相はTPPの国会審議を引き延ばしたのだ。

 そして、その間に官僚たちを総動員して、このHPを読み解き、あらゆる質問に答えられるように準備しているに違いない。

 野党再編に明け暮れて政策勉強などする暇のない野党は、ここでもボロ負けするに違いない

 (了)