7月の事です
幸也の病気
(心内膜症欠損・肺高血圧症)
の詳しい説明を受け
ダウン症の子はこの心臓病を合併しやすい
とのことだったので
染色体検査の結果をまっていた
そう言われるとちょっと
特徴的なお顔をしてるようにみえてくる
絶対違うって
違うよなぁ
ここはぽいけど
ここは違うし!
みたいな
ダウン症のいくつかある特徴の項目をあてはめて
違うもの探しを
この頃はしていたなぁ
でも見せてくれる
表情のひとつひとつが
可愛くて
のんちゃんと
幸也をのぞき込んで
笑っていた時
それは突然やってきた
背後から掛けられた言葉
「ダウンちゃんって、小さい時から色んな表情見せてくれるから、可愛いですよね~」
振り向くと
ニコニコしている
看護師さんがいた
え?
心の中で動揺しつつ
そーなんですかぁ?
へぇ~可愛いね煜
と笑って返事をする
看護師さんが去った後
一呼吸おいて
ねぇ、
今『ダウンちゃん』って
言わなかった?
そう話し掛けた最後の言葉をさえぎるように
「言ったよね~!!俺、一瞬体が固まったけど、おまゆが普通にかえすから、聞き間違いかと思った」
とのんちゃん
私達の間に
初めて産まれた子供の幸也を
『ダウンちゃん』
そう呼ばれた事に
ショックを受けた
幸也って名前がついてるのに…
検査結果はまだ来ていないのに…
考えていたら
どんどん不安になり
他の看護師さんを
呼び止めた
すみません、今他の看護師さんに『ダウンちゃんって可愛いですよね』
って言われて
ビックリしちゃったんですけど
あの、
検査結果はもう来てるんですか?
もうでる前から
わかっちゃうもんなんですか?
尋ねているうちに
我慢していた涙がこぼれる
「いえ、結果はまだだし、まだ全然。」
「そんな、わからないですよ。全然。全然。」
私の目線まで腰を落として
手を左右に振る
心配そうな顔をした看護師さん
ごめんなさい
大丈夫です
突然の事でビックリしただけです
と謝るが…
心は晴れない
のんちゃんは仕事に戻り
私一人で幸也の寝顔をみていると
ダウンちゃんと声をかけた看護師さんが
「お母さん、ごめんなさい。」
さっきの看護師さんから聞いたのか
そう謝ってきた
大丈夫です。
でも、聞きたいんですが
やっぱり色んな子供を見てるから
きっと、経験からわかっちゃうんですよね?どういう所をみてアレなんですかね…
にごしながら聞いてみる
すると
「うーん、いや、そうですね。やっぱり顔とか…特徴ありますからね」
と返事が
染色体異常の可能性があるって聞いていたので
一応覚悟はしておかなきゃとは
思ってはいたんですが…
と話ながら
また涙ぐんでしまう
「そーですよね~覚悟してたんですよね~」
調子を取り戻したかのように
急に声のトーンが上がった看護師さん
しかもその発言…
ムッとしたが
否定されなかった事
顔つきを指摘された事
やっぱりダウン症なの?
と頭の中が一杯で
言葉も出なかった
泣くのをみられまいと
鼻をすすりながら
幸也を見つめる
日が傾いてきて
外が暗くなりはじめた
それが一層
私の心を悲しくさせた
幸也の顔を色々言いやがって~!
違ったらどうすんの!?
訴えてやる!
なんて私達の思いむなしく
後日
検査結果がでて
ダウン症の告知を受けることになるが…
私達はこうして
ひと足先に
告知を受けたのだった瀨

幸也ぁ大好きよ~

幸也の病気
(心内膜症欠損・肺高血圧症)
の詳しい説明を受け
ダウン症の子はこの心臓病を合併しやすい
とのことだったので
染色体検査の結果をまっていた
そう言われるとちょっと
特徴的なお顔をしてるようにみえてくる
絶対違うって
違うよなぁ
ここはぽいけど
ここは違うし!
みたいな
ダウン症のいくつかある特徴の項目をあてはめて
違うもの探しを
この頃はしていたなぁ

でも見せてくれる
表情のひとつひとつが
可愛くて
のんちゃんと
幸也をのぞき込んで
笑っていた時
それは突然やってきた
背後から掛けられた言葉
「ダウンちゃんって、小さい時から色んな表情見せてくれるから、可愛いですよね~」
振り向くと
ニコニコしている
看護師さんがいた
え?
心の中で動揺しつつ
そーなんですかぁ?
へぇ~可愛いね煜
と笑って返事をする
看護師さんが去った後
一呼吸おいて
ねぇ、
今『ダウンちゃん』って
言わなかった?
そう話し掛けた最後の言葉をさえぎるように
「言ったよね~!!俺、一瞬体が固まったけど、おまゆが普通にかえすから、聞き間違いかと思った」
とのんちゃん
私達の間に
初めて産まれた子供の幸也を
『ダウンちゃん』
そう呼ばれた事に
ショックを受けた
幸也って名前がついてるのに…
検査結果はまだ来ていないのに…
考えていたら
どんどん不安になり
他の看護師さんを
呼び止めた
すみません、今他の看護師さんに『ダウンちゃんって可愛いですよね』
って言われて
ビックリしちゃったんですけど
あの、
検査結果はもう来てるんですか?
もうでる前から
わかっちゃうもんなんですか?
尋ねているうちに
我慢していた涙がこぼれる
「いえ、結果はまだだし、まだ全然。」
「そんな、わからないですよ。全然。全然。」
私の目線まで腰を落として
手を左右に振る
心配そうな顔をした看護師さん
ごめんなさい
大丈夫です
突然の事でビックリしただけです
と謝るが…
心は晴れない
のんちゃんは仕事に戻り
私一人で幸也の寝顔をみていると
ダウンちゃんと声をかけた看護師さんが
「お母さん、ごめんなさい。」
さっきの看護師さんから聞いたのか
そう謝ってきた
大丈夫です。
でも、聞きたいんですが
やっぱり色んな子供を見てるから
きっと、経験からわかっちゃうんですよね?どういう所をみてアレなんですかね…
にごしながら聞いてみる
すると
「うーん、いや、そうですね。やっぱり顔とか…特徴ありますからね」
と返事が
染色体異常の可能性があるって聞いていたので
一応覚悟はしておかなきゃとは
思ってはいたんですが…
と話ながら
また涙ぐんでしまう
「そーですよね~覚悟してたんですよね~」
調子を取り戻したかのように
急に声のトーンが上がった看護師さん
しかもその発言…
ムッとしたが
否定されなかった事
顔つきを指摘された事
やっぱりダウン症なの?
と頭の中が一杯で
言葉も出なかった
泣くのをみられまいと
鼻をすすりながら
幸也を見つめる
日が傾いてきて
外が暗くなりはじめた
それが一層
私の心を悲しくさせた
幸也の顔を色々言いやがって~!
違ったらどうすんの!?
訴えてやる!
なんて私達の思いむなしく
後日
検査結果がでて
ダウン症の告知を受けることになるが…
私達はこうして
ひと足先に
告知を受けたのだった瀨

幸也ぁ大好きよ~
