佐賀キリスト福音教会は、昭和20年代末乃至30年代初頭に、定期的に集会を行うようになり、一定の信者が教会所在の佐賀市及びその近郊などから得るようになり、昭和39年に自前の教会堂を自前の敷地を購入の下で新築した。しかし、佐賀キリスト福音教会創設時である昭和30年代以来の信者や昭和39年の自前の教会堂新築以来の信者はその後、だれもこの教会の信者として残らなかった。この教会の特徴は、佐賀市内での創設からすでに70年間という長い時間が経過しているが、その教会の創設以来や最初の自前の教会堂新築以来の教会員はだれもいないという点にある。このことから、佐賀キリスト福音教会は、結局、佐賀県佐賀市という地域社会の住民から宗教団体として全く評価されなかったということである。そのような宗教団体に対して、免税を含むさまざまな社会的恩典を享受する宗教法人格を認めるのは行政庁の権限乱用である。