例に漏れず、我が町道南厚沢部町でも、
近隣市町村の「乙部町」「江差町」「上ノ国町」4町合同で
合計200,000トンの震災瓦礫の受け入れを表明しています。
受け入れ先は4町と「八雲町」でつくる
「南部檜山衛生処理組合」の処分場(江差町)に
3000トン。
乙部町の産廃施設に190,000トン。
残りは我が町厚沢部町の中間処理施設を予定しています。
今、メディアでは
「瓦礫を引き受けるのが絆であり、瓦礫を受入れないのは
非国民だ」という風潮を作っています。
でも、私はそうだとは思っていません。
絆はそんなものではないと。
しかも、今回のこの瓦礫受け入れでも
莫大なお金が動いています。
なんと、
1トンにつき、66,000円
(阪神大震災の時よりも、単価が約3倍増!)
200,000トン受入れると
13,200,000,000円
132億円ですよ。
これは「絆」ではなく、
立派なビジネスで もっと言えば
「利権」がしっかりと絡んでいます。
被災地を助けた振りをできて、
英雄になった気になれて、そして
お金儲けもできて 要するに「うはうは」です。
肝心の被災地の人々は
依然「被曝」に晒されたままだ
本当の「絆」だったら
そのお金を全部被災地に寄付して、
すべての人々を安全な場所に
避難させる。
それが、本当の「絆」だと思うんだけど。
ちがう?
200,000トンと言われてもピンとこないよね?
10トントラックが
20,000台並んで走行してる図を
想像して頂きたい。
それだけの瓦礫が搬入されたら
自然界になんらかの影響があると
考えない方がおかしい。
100ベクレルの瓦礫が200,000トン入った場合
単純に計算しても20,000,000,000ベクレル
200億ベクレルですね?
これ程の放射性物質を
地方の処理施設がきっちりと管理できると
思いますか?
日本各地で色んな場所で
「放射能漏れ」が確認されています。
私だって被災地の人達を助けたい。
でも、それは だからと言って
被災地が可哀想だから、その瓦礫を受入れて
自分のいるこの場所も放射性物質で汚染して
しまっていいという事では決してない。
震災がれきには多くの核種の放射性物質の他に、
有害物質のアスベストや、PCBや、六価クロム、ヒ素等が
びっしりと付着している恐れがあります。
綺麗な土地に、人為的に瓦礫を持ち込み汚染してしまったら、
被災地の方々に汚染されていない野菜や食品を支援する事も
できないし
万が一の時に、被災地の方々が避難する場所を失います。
安全な場所は、汚さぬまま
残しておかなくてはいけないのです。
「絆」「絆」という言葉は完全に意味を失ってきています。
「食べて応援」も、違う。
「がんばれ東北」も違う。
東北の人は頑張っちゃいけないんだ!
放射能にはどんなに頑張ったって勝てないのだから
本当の絆は、閉じ込められて逃げられない人々を
なるべく安全な西に避難させてあげること。
そして、危険な放射性物質は
拡散せずに、燃やさず 一箇所に封鎖し
しっかりと管理
今の政府は自然や 人間の命を
守る方向には行っていない。
原発再稼動や、がれき拡散など
本当に悲しくなるニュースに溢れていて
本当に毎日辛くなる。
話が色々と飛んでしまい、自分でも
頭が混乱してきてますが(涙)
我が町厚沢部町で、
「檜山の震災がれきの受け入れを考える会」というものを
有志のみんなで立ち上げました。
4/7の斉藤武一先生の「瓦礫についての勉強会」にも
町外からも沢山の方がいらして下さって嬉しかったです。
「瓦礫受け入れ反対署名」を始めました。
以下です。
説明文
署名用紙
岩手・宮城の震災がれきというものは汚染はゼロではありません。
濃淡はあるにせよ、まんべんなく 汚染されています。
道が独自に掲げている基準「100ベクレル/kg」も、
決して低い数値ではありません。
100ベクレル以上は、低レベル放射性廃棄物となり
厳重な管理が必要になるレベルです。
一度受入れてしまうと危険性は未知数です。
後で泣いてしまわないように
皆さんもこの震災がれきについて
しっかりと考えてみてください。
この署名用紙がコピーできるかどうか分かりませんが
もしできるのでしたら、是非ご協力をお願い致します。
議会に間に合わせるために
4/17と集約日が急ですが、思いのある方は
どうぞ宜しくお願い致します。
後悔は絶対したくないので
自分のできること やります。
後で笑いたいので。