私が子どもの頃、祖父からは
戦地での話を幾度となく聞きました。
決して暗く話すのではなく、
明るく笑いを交えて話してくれましたが、
それでも私はきちんと聞けなかった。
もっとしっかり聞いておけば良かったと思っています。
日常生活を送る中では、
日本が戦争していたことを感じることもなく、
私が子どもたちに戦争のことを伝えることも
もちろんできません。
今回、子どもたちには
「ひいおじいちゃんは戦争に行っていた」
「戦争から無事に帰って来られたから、
じいじと、ばあばが生まれて、
母ちゃんが生まれて、あなたたちも生まれた」
「ひいおじいちゃんが帰って来られなかったら、
私たちはみんな生まれなかったんだよ」
と話すと、子どもたちは一様に
驚きとともに少しは身近に感じたようです。
そのような歴史があったから、
今の私たちが在るのだということを、
改めて考えさせられました。