新人ナースの頃

病棟でナースコールが頻繁になるお部屋がありました

こんなことを言ってはいけませんが、

ナースは行きたがらない部屋…


全身が浮腫んで動けず、呼吸も苦しくて

身体を倒せないほど

いつも苦しそうでした。

カーテンは締切

家族の面会もほとんどありません。


新人の私には

お話を伺って、部屋に入って背中をさする

それくらいしかできませんでした。

いつの日か

「うんうんって頷かれても

あなたにはこの苦しみは分からない」

そう言われた、あの寂し気で何かに取り憑かれたような、お顔を今でも忘れません。


患者さんの心に寄り添えるナースに

なりたい

そう思って意気込んでいた私にはグサリとささる

一言でした驚き


その方を嫌いだったとか

そんな事を言われて恨んでいるなんて話ではなく


20年以上経っても

その言葉の重みを今でも忘れられないのです


私にできることは何か

何もないのか

自問自答してきた若かりし頃の葛藤を

ふと思い出したので書かせていただきました昇天


その方が

成仏されて

天で笑っていられますように花