至福のとき

至福のとき

私の至福のときの記録です。

観劇記録と雑談と・・・お暇があればお立ち寄りください。

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ブログを急に書いた理由は特にないんだけど、なんとなく指を動かしたかったからキーボード叩いてみた。

 

私の最古の記憶は2歳半の時に観た舞台の断片なんですよね。

ずっとこの記憶がなんなのかわからなかったんだけど、ある時母にその話をしたらたぶん舞台の映像なんじゃないかと(断片で話した私の記憶と似たシーンがあったとか)。

母の膝の上で初観劇をした私は寝ることも泣くこともなくじーーーーっと舞台を見つめてたらしい。笑

(ちなみにその時母のお腹には弟がいて、臨月+2歳半の子連れて観劇とか我が母ながらすごい・・・)

 

物心ついたときにはバレエの発表会やらピアノの発表会やらで(小さなホールだけど)舞台の上にいることも楽しかった記憶がある。

舞台から見る客席も好きだし、客席から観る舞台も好き。

四季と宝塚は小学生の時に母が観に連れてってくれたし、高校大学生になってからはバイトをして貯めたお金で学割チケットをよく買って観に行ってた。

ずっと劇場や舞台が身近にあって、私にとっては日常の一部になってた。

前にブログにも書いたかもしれないけど、私にとって劇場は非現実ではなく日常の延長にあって感情を解放する場所というか、楽しい嬉しいだけではなく悲しい寂しい時も劇場に行けば浄化されるというか安心する場所なんですよね。

 

自分のお金でチケットを買えるようになってからは「また観に行くの!?」って母に言われるのも無視して年中劇場に行っていたし、社会人になってからそれが仕事を頑張るためのエネルギーになってる。

 

生まれも育ちも東京、就職してから10年以上ずっと東京、東京以外で生活したことなかった私が転勤になったのが今年。

縁もゆかりも無い、家族も友達もいない土地に引っ越してまだ数ヶ月だけど、一大都市なのにエンタメが来ないで有名。

大型ミュージカル全国巡演します!⇒来ない

話題作!人気2.5次元舞台!⇒来ない

推し劇団、推しイベント⇒ぜっっっっったい来ない


劇場に住んでるみたいな人間にとっては絶望的な異動告知。

どこ行くにも何を観るも全部遠征。

しかも日帰りできないから必ず宿泊&連休を勝ち取る。

 

東京公演なら実家に泊まればいいから宿泊費はまあいいとして、交通費は馬鹿にならない。

飛行機高いって。

今までと同じチケット代なのに、飛行機移動ってだけでチケット代の何倍も費用かさむんだよね。

引っ越した時に「2年は貯金あきらめよう。貯金現状維持が目標」と決めた。

 

劇場に行かないという選択は私の中にはなかった。

コロナによって舞台のライブ配信が劇的に増えて、遠方にいても舞台が観られるのはすごい良いことだとは思うけど、やっぱり私は劇場に行きたい。劇場で作品を感じたい。

 

日常に劇場がないのが寂しい。

『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Track to Miracle-

 

え、このブログ触るのすごい久しぶりすぎますね・・・。

長い感想を書くことも少なくなって、数年放置してましたが長くなる予感しかしなかったので久々にここにログインしてみた。笑

ちなみにがっくんの感想しか書いてないです。。。他の方もとっても素晴らしかったのですが、がっくんの感想書きたいことが多すぎて。

 

↑観に行ったんです。

松田岳さんの舞台を観始めて・・・どのくらいだろう丸4年くらい経つのかな?

出演する舞台はどうしても仕事の都合がつかない場合をのぞき(この4年で1作品だけ観に行けなかった・・・)必ず観てるんですが、常に「新しい松田岳」「最高の松田岳」を更新してくれて、観に行くたびに魅了されて、この人本当にすっごいなぁ、、、って感心して帰ってくるんですけど今回も見事に最高を更新してくれてこの人すっごいなぁって。

 

出演が発表された時点で私のあんスタ、あんステの知識はゼロだったんだけど、翌日友人が過去のあんステの円盤を貸してくれた(仕事早すぎ)と同時にスマホにあんスタのアプリ入れて乱凪砂を育て始めた←

曲もかっこいいし、キャラデザも好み。舞台でどんな風に演じるのかなってすごい楽しみにしながら過ごしてました^^


ちなみに番外編的な立ち位置?の「ドラマティカ」を先に観て、そちらもとても面白かったです。役が役を演じる二重構造だったのでちょっと特殊というか、あんステというより普通に劇団の舞台観た感じ。あんステだからとか乱凪砂だからというフィルターは一切なく普通に楽しめました。

 

で、本チャンのあんステでアイドル乱凪砂としてのお披露目。

オープニングで出てきたシルエットからもう美しい。初めて観るのに、まだ照明当たってないのに骨格でわかるんよ。美しいのが。

1幕はEveメインのお話なので冒頭とあと1か所のみで出番は2幕までお預け(1幕は声発さない)。

2幕。

「…こんにちは…」

この一言で空気変えちゃうのすごい。(さっきからすごいしか言ってない)

BSPで鍛えられた活舌の良さ、本当に好き。口調が優しくても劇場の後ろまでちゃんとセリフが届くんですよねこれとっても重要。

 

真緒を追い詰めてからの凪砂のソロ。

オーラ爆発。圧倒。真緒だけじゃなくて客席も追い詰められて圧倒されて倒されるんよ。劇場で観たとき多分無意識に息止めてて曲が終わった瞬間「・・・すはぁ!!!!!」って酸素取り込んだ私。

踊りにくそうな制服衣裳なのに、長い手足と長いウィッグの毛先の先の先まで全てコントロールして支配しててこれぞ閣下・・・。

私の拙い語彙力では表現できないからとりあえず「観て!!!」と言いたい。

(少し前のシーンで、山から石拾ってきて埃まみれになって、茨に一生懸命石見せるんだけど、あしらわれて大浴場行けと促されるシーン、かわいくてお気に入りです。)

 

旧fine 「Genuine Revelation」からの日和くんと凪砂のシーン。

このシーンは胸にぐっとくる。

まずね白い上品な衣裳、下の方でゆるく結ばれた髪、見た目の変化ももちろんなんだけど、喋り方、声色、表情、目の動き全てが違う。

この曲の振りがまた優雅で綺麗なの。肩甲骨から動かすから腕の線が本当に綺麗でね。途中でリフトするときも重力を感じさせないくらいふわっと持ち上げるんだもん。

個人的一番のポイントは間奏に入ったときのアラベスクでジャンプするやつ(名前わからん)。

手から足まで綺麗に線が流れていて、感動しました。後ろ姿だから顔は見えないんだけど、あの瞬間の舞台写真ほしいくらい感動的に綺麗。

青年館で観たときは踊りの美しさに目を奪われていたので、表情とかまでちゃんと見れていなかったのか、それとも神戸に行ってそういう芝居と追加したのかわからないんだけど、曲中で日和くんが「限界な表情」を見せるんですよね(凪砂の肩に日和くんが手を置く?)。その一瞬の限界を見逃さずに気づく芝居する松田岳に心刺された。ほんの一瞬。その一瞬の芝居が入ったおかげで、次のシーンの重さが全然変わってくる。

凪砂は日和くんが限界であることをちゃんと気が付いていて、それで追いかけた。

発見されたときの弱々しい、誰かが手を差し伸べてくれなければ消えてなくなってしまいそうだった凪砂が、限界だった日和くんの手を包み込むのとか、これもうみんな泣くでしょ。

ここの芝居も初日付近からまただいぶ変わりましたね。どちらの芝居も好き。

青年館で観たときは弱々しさが全面に出ていて、日和くんがいなくなることがつらくてついていくっていう雰囲気をすごく感じたんだけど、神戸の千秋楽は弱さのなかにちゃんと凪砂の意志があって。自分が日和くんの手を離したらどこかへ行ってしまうから日和くんのために離したくないという意志。

ここで私の涙腺ピークになります。

 

Adam「The Beast of the End」

旧fineとは180度違う雄々しいダンス。がっくんどんだけダンスの引き出し持ってるんですか。

力強く、セクシーに。

その関節の動きでその細かいリズム取れるんだ・・・すごい・・・。かっこいい・・・。劇場で観てた時はペンライト振る手も止まって、釘付けになりました。

茨役の橋本さんと身長も体格も全然違うのに2人のダンスが綺麗に揃うんですよね。

重心をかなり落としていて、それなのにあのテンポで踊れるってどういう体幹してるんだろ。

綺麗な銀髪のポニテすらも武器にした松田岳は強い。使えるものは全て使って客を落としにかかってくるんだもんな。

 

そのあとの2曲は明るく元気いっぱいの凪砂が観れます^^笑顔で楽しそうに踊ってる姿も良いですね。

わりと周りが力を抜きつつ踊ってる中、「全力元気に踊る乱凪砂」がなんかすごい面白くて最後の最後まで目が離せない。笑

LINELIVEで最後の曲の僕どうですか?って聞いてたけど、元気で良いと思いますよ!日和くんじゃないけどのびのび踊ってる閣下を観るのは嬉しい^^

 

あと、歌!

今回はプレスコだったんですね。貸してもらった過去の円盤では生歌だったようなので、初日観たときにおや?生歌じゃないぞ?と思ったけど、もしあれ生歌だったらあのダンス無理だなと冷静に思った。

録音だろうが生歌だろうががっくんが歌ってることに違いはないので。

ソロもAdamの曲も難しいのによく歌ったなと。特にAdamの方は途中結構キー高めだからがっくんの声域からしたらかなりしんどい高さなんではなかろうか。でもすごい綺麗に声伸びてた。

 

もう千穐楽終わっちゃったんですよね。もう生で観られないんですよね。

円盤は初日観てすぐに予約した・・・これは買わねばと本能がそう言ったから予約した。笑

どの日が収録されるのか知らないけど、全景とかでいいので初日付近と千穐楽付近どちらも収録しててほしい。

自粛自粛で本当に沢山の舞台が中止や延期になって、私の楽しみが、生き甲斐がなくなって

 

ずーーーーん

 

という日常を送ること早4ヶ月。

 

四季が公演再開してくれたからこれはもう劇場に駆け付ける以外の選択肢はないでしょ!

ってことで、怒涛の3連続観劇!

四季を全身に浴びてきました。

 

世間的には観劇はまだ早いという風当たりが強いのは重々承知のうえで、私は自分にできる最大限の対策をして、HPに書いてあるルールを読み込んで、劇場にいざ出陣。

 

劇場はやはりいつもと雰囲気は違って、入口がとても厳戒態勢。

サーモカメラ設置、一人ひとりに手指消毒(入口のみならずトイレの出口でも)、マスク着用、客席はとーーーーっても静か。

この万全の対策に本当に泣けてきた。

ぜっっったいに劇場から感染者を出さないぞという意気込みが。

 

『キャッツ』

回転席は無観客。客席通路も使わず完全に舞台側と客席側で分ける演出になっていましたね。

(もちろん最後の握手もなし)

この通路から出てくるだろう、という記憶を全て覆されてそれはそれでとても新鮮で楽しめました^^

客席は1席飛ばしだから半分なのに(半分すらも入っていなかったかな)、拍手が熱い。

私もとりあえずいつもの倍拍手してきました。

 

『ライオンキング』

キャッツが客席通路を使わなかったからライオンキングも最初の演出カットかなぁと思ってたらまさかの動物みんな通った!!

え、マジか、うそーんってなるw

おそらく歌は歌ってなかった?けど、通路側を取っていたので目の前をゾウが通って行ったよw

太陽が昇って涙腺崩壊。

「明けない夜はない」だよ。

2幕冒頭ワン・バイ・ワンは客席での鳥飛ばしは無し。

4人だけ客席通路を駆け抜けて舞台上に。それ以外の人は最初から舞台上に。

心が洗われました。

 

『アラジン』

怒涛の観劇ラストはアラジン!

はい、道口さんジーニー!!!!!

久しぶりだよ!!!!

あーーーーーもう泣ける。

アナウンスで泣ける。

幕上がって泣ける。

FLMで泣ける。

チャーミングさ増してません?

騒がしさ増してません?

本当にええ声。

FLMのラスト、あっぱれです!

元気出た。明日からも頑張れます。

 

 

やっぱり私には舞台が必要だと再認識しました。

生きるために必要。

日常に色が戻った感じ。

 

はやく満員の客席でみんなでワイワイ観劇できる日が戻ってくるといいな。

それまでは粛々と一人で観劇を楽しみます。

私が舞台を好きな理由

ある作品に出会っていなかったらきっと今私はいないから

 

天災とか感染症流行とか

人命が最優先される時において削られてしまうもの

“不要”と判断されてしまうもの

それがこの社会にとっては普通(?)の考えということは頭では理解できる

 

医療従事者とかライフラインにかかわる仕事とか物流とか

絶対的に必要とされる存在に対して

“なくても困らない”

”なくても死なない”

 

こういう話を聞くたびに頭では理解できても気持ちがモヤモヤする

 

だって私にとっては舞台がなかったらきっと生きていなかったから。

一般的には娯楽という位置付けなんだろうけど

人生を生き抜く力をくれるもの

しんどい時こそ舞台に触れたくなる

命を救ってくれた舞台に

 

「この作品を観て私は救われました。生きる力をもらいました」

私が初めて書いたファンレター

 

私のように素敵な舞台、作品に出会って救われる人が1人でも多くいてほしい

 

こんな時に舞台なんて

こんな時に劇場なんて

 

と辛い言葉がグサッと刺さるけど

 

こんな舞台好きがいることを舞台に携わる方々に少しでも知ってもらえたら嬉しいな

 

 

 

気づいたら2020年になってました。

 

新年明けましておめでとうどざいます

 

仕事と観劇に明け暮れた年末年始でした^^

 

毎年年末にその年の観劇回数数えるんですけど(決してチケット代は計算しませんよ)、それもできないまま2020年突入しましたw

なので、さっき数えたw

 

2019年は35作品73回

いろんな作品を観れました。

 

今まで観たことなかった劇団を観たり、ライブ形式の舞台に行ったり、王道の古典ストプレも観れてとても充実した観劇ライフでした^^

 

2020年はどんな作品に出会えるのか。

 

楽しみです☆

 

超簡単な記事だけど。

 

でわ。