向かって左が4歳違いの兄、右が私。お揃いのシャツを着ている。

場所は母方の祖母の家、藁?萱?葺きの古い、小さい農家。畳は波打ってる。

たぶん昭和38、9年頃か。東京に出ていた母の弟が縦にレンズが2つ並んで上から覗き込んで撮るカメラで撮ってくれた。覚えている。弟の帰省に合わせて我が家も一家で行った時のものだ。


兄が持っているグローブとボールも、その叔父さんの土産だろうな。

私は母が28歳の時の子供だからこの時6歳として母は30歳代の半ば、祖母と言ったって母が最初の子供だったことを考えると60代にはなってないだろうな。

縁側にて。

この集落も、古い家は新しくなったり道路は広くなったり多少の変化はあるが、密度は変わらない。むしろ空き家はふえている。この写真に写っているころ母が兄弟と卓球をしに行った集会所は、当時のまま軒先に半鐘をぶら下げて今だにある。


兄とは仲が良かった。

集落からも離れた社宅では近い年頃の遊び友達もいなかったし、自転車やキャッチボールも兄から教えてもらった。

つづく…