【2017/1/10】
我が家の大切な命(みこと)が椎間板ヘルニアグレード5発症
進行性脊髄軟化症疑い
16:00 緊急手術
いのちは助かりましたが、下半身に麻痺が残りました
同じ病気で苦しんでいるお友達のため、
また同じ病気にならないために
今日までの経過をここに記載します
詳しく書くので文字数はかなり多めです
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はじめは小さな違和感でした
【2017/1/7】
夕ごはんを用意している時、いつものようにじゃれ合うぷぅミコ
急にミコが遊ぶのをやめて私のそばに来る
ごはんを食べて直ぐ私の足に擦り寄ってくる
ミコが好きな撫で撫でをするといつもなら、ピンと後ろ足を伸ばすのに伸ばさない
抱っこするとペロペロ舐めて小さく震えているような気がする
ミコが私を舐める時は何か助けを求めている時
ヘルニアだったら嫌なので直ぐにステロイドを1錠飲ます
パパがしばらく抱っこすると落ち着いたように見えた
【2017/1/8】
朝ごはんの時ステロイド0.5錠飲ます
11:00 かかりつけの病院受診
レントゲンの結果、馬尾症候群と診断
『先天性ではなく日々の生活からなる老化みたいなもの』と言われる
そして馬尾症候群は足の麻痺が出にくいと説明を受け、痛み止めで様子を見ることになる
診察中のミコを助けたくて、ぷぅがミコを抑えている私を2回噛んだ
ステロイドを朝に飲んだため、非ステロイドの痛み止めの注射を打つことができず、夕ごはんから痛み止めを飲むことになる
自宅に戻るといつもと変わりない感じで、昨日出来なかった足をピンと伸ばした状態で寝ていたので、それほど心配していませんでした
馬尾症候群は、以前お友達のブログに詳しく書いてあったので知っていましたし、麻痺が出にくいという院長の言葉に安心していました
むしろ『老化』と言われたことに失礼だなぁ~と思っていました
【2017/1/9】
7:30 トイレでいつものようにオシッコをした後、お座りの体勢がいつもより少し前屈みなのが気になりパパに電話
仕事を急いで終わらせて帰るので直ぐに病院に行こうと話す
9:20 ミコが立ち上がった時、右足が麻痺しているのに気づく
足をナックリングさせると戻らない
パパに電話し、直ぐに病院にも電話
院長不在のため、副院長を受診することになる
ヘルニアは時間との勝負だと聞いていたので、時間を確認することにした
10:00 左足も麻痺(最初は3本足で立っていた)
10:30 ミコの名前を叫びながら腰の辺りを撫でているとウンコが自然と出てきた
10:40 パパが帰ってきて「ミコ!病院行くぞ!」と気合を入れるみたいに言った
私は泣きながらミコを抱っこしていたけど、パパの言葉でスイッチが入った
11:00 病院着
12:10 診察
馬尾症候群からではなく、恐らくヘルニアから来ていると言われる
ハサミのような鉗子で何度もミコの背中をつまむ
後ろ足が立つ事は出来ないが指先の感覚がまだ残っていた
ヘルニアグレード3~4
本来なら手術するレベルではないが、進行の速さから『脊髄軟化症』を疑うと言われる
ただ脊髄軟化症だと肛門の収縮もなくなるが、ミコはまだ収縮がある
神経に強い病院を紹介すると言われ先方に連絡をしてくれたが院長不在
院長しかMRIが撮れないため、翌朝9時に再度かかりつけ院長に受診し、その後の治療方針を決めるといわれる
強めのステロイド注射を2本
足が動かないので、擦れたりぶつけたりした時の炎症を抑えるエラスポールという点滴を打つ
点滴の途中でミコが鳴きだし、先生が圧をかけて一気に入れてくれたが全部入れることが出来ず途中終了
朝起きた時にオシッコをしてからしていないので、確認してもらう
膀胱にオシッコがさほど溜まっていないらしい
一応、圧迫排尿の方法を聞き自宅に戻る
2年前、抱きかかえるとどこかを痛がる『抱きキャン』で同病院を受診
その時もレントゲンを撮り、強く触って確認したが痛がる様子はなく、グレードもつかないほどのレベルと言われました
それでもベッドとソファーを捨て、食事を見直し、ノイロビタンというビタミン剤を1日1錠飲んでいました
抱く時は体を床と平行にして必ず両手で抱えるようにし、血流を良くするためのマッサージや鍼灸もしていました
それからは、年に1回『抱きキャン』がある程度(都度受診)で安定していると思い込んでいました
直ぐに優也と佳奈ちゃん(息子夫婦)がきてくれて、明日の病院に佳奈ちゃんが一緒に行くと言ってくれました
「ママがミコを抱っこしてなるべく動かさないで病院に行けるように」との優しい言葉に本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました
優也と佳奈ちゃんにミカンをもらい、足は動かない以外は普段と変わらない食いしん坊なミコ
『脊髄軟化症』については、なってしまったお友達のM君がいたのである程度のことは知っていました
そして「これだけにはなりたくない!」と思っていた病気でした
改めて調べると全く良いことが書いていなく、不安と恐怖がどんどんやって来て、その不安と恐怖を口にすることもおぞましくて、本当に苦しかった
元々ちょっとでも体調に変化があれば『北見のママ』こと犬舎のママには相談していました
もちろん今回も直ぐに電話しました
これからこの病気と闘うためには、北見のママは絶対に必要な存在なので電話しました
電話のむこうで北見のママが泣きながら
「丈夫に生んであげられなくてごめんなさい」
と絞り出すように言いました
みなさんもご存知の通り椎間板ヘルニアは遺伝性はありません!
先生からもはっきりと遺伝ではありませんと言われました(詳細は次のblog)
それでも『ブリーダーとして忘れてはいけないこと』と重く受け止めていました
16:00 調べると不安になるのでミコと同じ病気から克服したM君ママに連絡
ネットで病気のことを調べるのをやめるように言われ、M君のように助かった子が実際に居ること、当時の様子、手術の話、処置内容を教えてもらいました
『絶対大丈夫』って気持ちをしっかり持つように励まされ少し落ち着きました
パパに犬用のスポーツドリンクを買ってきてもらい、夕ごはんは、フード25g、鳥ササミ、ラム肉、トライプ、キャベツ、サツマイモ、カボチャ、ヨーグルト、りんご大好きなものを全部食べさせました
屈めないのでスプーンで私が食べさせました
ミコもモリモリ食べてくれてあっと言う間に完食!
食べた後はしばらく息が荒く心配になりました
M君ママが「ウンコはどんどん出てきてしまうよ」と言っていた通り、30分ほどで柔らかいウンコが少しずつ自然と出てきました
ある程度ウンコが出ると息がおさまってくる
オシッコが出ないのが気になり、病院で教えてもらった圧迫排尿を試しましたが出てこないし嫌がるのでやめました
犬用のエナジードリンクを飲ませ、この日はリビングでミコとふたりで寝ることにしました
私の姿が見えないと直ぐにケージから出てきてしまうミコ
20:30 寝る準備のために寝室にお布団を取り行くと廊下までヒョコヒョコと追いかけてきていたのです!
「ミーちゃん歩いちゃダメ」と抱きしめながら大泣きしました
ミコが出てこないようにぷぅちゃんに番兵をお願いしました
21:00 少しだけオシッコが自然に出る
22:30 同じ体勢が辛いのか何度も体勢を変え、寝てくれない
ケージに入れても出てきてしまうので、いつものようにお布団に入れると安心したのか眠り始めました
30分に1回のペースでウンコが少しずつ出てくる
ウンコの度に肛門の収縮を確認
収縮があると本当に嬉しかった
続く