未来に残す映画。
オスカーシンドラーの偉業も心に残るけど、スティーブンスピルバーグの後世へ残すという想いが熱かった。
★★★★★★★★★★
本編だけで3時間半。
特典映像も1時間強。
とかなり濃い内容で、本編のシンドラーのリストの生存者が特典映像で語る。
そして、世界中で大虐殺が行われたという事実を残し、教育へと活用するためのShoah財団の取りくみの映像。
残虐な映画と聞いて見たから、こんなに感動するとは思わなかった。
シンドラーのリストは悪いリストだと思ってハラハラしていたが、実際は素晴らしい栄光のかたまりのリストだと思う。
「シンドラーのユダヤ人」っていう言葉があるように、シンドラーのリストに載ったユダヤ人は生きることができる。
ナチスドイツによる大虐殺で亡くなったユダヤ人は600万人。
シンドラーが救ったユダヤ人は1000人。
そして、今シンドラーによって救われたユダヤ人の子孫は6000人。
最後のシーンでシンドラーはまだ救えた。と後悔している。
この1000人のリストはたった1000人かもしれんけど、ただの紙かもしれんけど、歴史の重さとか命の重さとか他いろんなもんが詰まったリスト。
すごいな。
オスカーシンドラーはナチスに何百万という賄賂を贈って結果的にユダヤ人を助けた。
賄賂の良し悪しはあると思うし、この賄賂が軍事費となっているかもしれない。
だけど、多くの命を救ったシンドラー。
冒頭で「シンドラーは偉業を成し遂げた」「シンドラーは忘れることができないことをやった」と歴史に名を残す。と言っていた。
この時は大金持ちになる。とか経営的な面での偉業だったと思う。
最終的には人の命を救うことで人々の心に残る人物となった。
道は違ったけれど、本当に人にはできない、偉業を成し遂げた。
アーモンに取り入っていたのも事実だけど、アーモンとの関係によってシンドラーの性格が変化したと思う。
アーモンは遊び半分でベランダからユダヤ人を射殺していた。
その残虐さに触れる、まじかに見ることでシンドラーが変わっていったんだと思った。
オスカーシンドラーが実在して、イザクシュターンも実在して、さらに救われた人も実在している。
そして、アウシュビッツという町で大虐殺が行われ、何百万人の人が亡くなり、シンドラーのユダヤ人が生き残った。
本当にあった出来事だけど、映画の世界の出来事に感じてしまうくらい今と現実離れした事実。
これを忘れてはいけないと思う。
カンボジアから帰ってきたら調べたいと思う。
そして、この事実を今に残して、伝えていく。
最後にスティーブンスピルバーグがこの映画を作ってくれて、感謝したい。
商業的な映画がありふれた今、こんな意味のある映画が必要やと思った。
そして熱い監督も。
映画が娯楽じゃなくて、残すための手段。
教育のための挑戦。
未来のための映画だった。