タイトルの内容、やっと鬱状態から立ち直ったので振り返ってみての経験から書こうと思います。
脳腫瘍、グレード4になって、その事を先生から告知されて、本人も家族も、相当落ち込みました。でも、弱音を吐いたりすることはなかっただんな。
それよりもめまぐるしく治療がスタートして、とにかく通院での治療を必死にこなしていったという感じでした。
そんな日々に変化があったのはちょうど放射線治療、テモダール併用の30日の後半。
放射線が蓄積されて、身体も精神的にも辛い時期でした。
その頃、もうつらくて通院が無理、、とよく言ってました。
最後の3日間だけ入院したのですが。
後半、眠れない日々と精神的な落ち込みで精神腫瘍科にかかりました。
その時に、処方されたうつの薬で一時はよくなりました。
その後自宅での療養にうつりました。その頃から様子がおかしくなりました。
毎日生きているだけで辛いと言ってました。何も手につかないし、頭にも入ってこない。死にたいとまで思うように。
あまりにもうつがひどいので、実家で2週間ほど療養。それでも良くならず。薬も効かず。息子も一緒に帰ってたのですが、息子の相手もできない、むしろ息子がいることが辛いと感じるようになってました。
実家から戻ってきてからも、息子といるよりわたしと2人で過ごす方が楽だ、とか、息子に全く接しなくなりました。
あんなに子煩悩だっただんな。病気になってから、よく言ってたのが、病気にならなかったらこんなに息子と一緒に過ごすことがなかったから病気になって、唯一よかったことだなーなんて言ってました。
そんな子煩悩な父が全く別人になりました。息子といる空間が苦痛だとも言ってました。
そんな姿を見るのが本当につらくてだんなにあたって泣いてました。
普通、病気になっても愛する我が子が救いで、子供がいるから病気に立ち向かう力になるってそう思ってたから。
でも、現実は違いました。
子煩悩なパパの精神をも変えてしまうのが、ガンなんです。
家族がこんなになってしまうなんて、本当に脳腫瘍が憎いと思いました。わたし自身もそんなだんなの姿を見て、毎日涙を流したし、いちばん辛かったです。
人格を変えてしまう大変な病気なんだと身をもって感じました。
放射線による精神的な影響は放射線治療後4週間くらいすると徐々に収まりました。
それにつれていつものパパの顔が戻ってきました。
今は息子と楽しく過ごせるようになりました。
その代わり、味覚障害がでてきちゃいましたが
ガン患者の9割は鬱になるそうですね。
うちの場合は脳腫瘍の告知での落ち込みというよりは、放射線治療の影響によるものだった、と今思えば感じます。
本人も、支える家族も本当に辛いと思います。
今そんな状態で闘病されている方もたくさんいると思います。
もちろん人それぞれ症状はあると思いますが、やはり何より家族の支えは本人にとってもいちばんの薬だと思います。
うちみたいに、徐々に改善されることもあるし、薬によって楽になることもあります。
辛い時期は暗闇にいて、この状態から良くなることなんて想像もできないと思いますが、きっと良くなりますよ。笑える時もくるし、元の自分に戻れると思います。
大丈夫、大丈夫
