うちのブランド(クーデュバール)で草木染めをする場合の工程は、
P下という生地を使用し、製品を作り、それを製品染めする事が多い。
染色時に色が入っていきづらいので、
柔軟剤やノリのついていないP下を使う事が多い。
(P下とはプリントをのせる前の生地の事で、精錬漂白したもの。
これには、柔軟剤やノリがついていない。)
通常、生地メーカーで販売している生成りやオフは
精錬後、染色し樹脂系の柔軟剤をかけていたりする。
なので、オフ生地を見て、染め易そう、と思い、
そのまま草木染めすると、水を弾いて全く染まらなかったり、ムラになったりする。
なので綺麗にそめたければ、精錬漂白したままの生地を使用すればいいのだが、
p下生地は、町の生地屋さんではほとんど扱っているところがなく、私達が生地メーカーから反単位で直接卸してもらう場合でも種類が限定される。
写真は箕面アトリエで、ダブルガーゼのP下で作った製品。染色前です。