綿麻のクレープ | Home knit works 日記 (ex-Coup de Barre)

Home knit works 日記 (ex-Coup de Barre)

編み、縫製、オーガニックコットン、シルク など制作日記



MUMUに使用している素材は綿麻混クレープです。 その素材について少しだけ、、、、。

MuMuで使用したクレープは滋賀の高島で織られています。
(3社のコラボレーションで実現した素材です。Coup de Barre,日の出染業株式会社,株式会社杉岡織布)

クレープは通気性、吸水性、吸湿性、発散性に優れ、適度なシャリ感があり、夏のリラクシングウエアに最適な素材ですが、それは追燃をかけた糸を使用することで得られるシャリ感と、クレープの特徴であるシボ(表面のシワ)によってもたらされるサラッと感とストレッチ感が大きく関係しています。
凸凹なシボがある事により、生地が肌にぴったり密着せず、点接触するため、汗を掻いてもベタつかず、サラッとした肌触りが続きます。また引っ張られるとシボが伸縮し、身体の動きを妨げないため、快適な着心地です。

シボってどうやってできるの?:

クレープ生地を織るときに使う横糸には、追加で撚りをかけた追燃糸を使用します。生地を温水に浸したとき、横糸に強くかかった撚りが戻ろうとしてシワになったものを「自然シボ」といいます。
シボがあることで、肌離れが良く、汗によるベタつきを軽減してくれます。
--------------------------------------------------------------------------------

またMuMyのプリントについて:

水の流れに浮き沈みする儚い気泡を、表面に自然なシワのある綿麻クレープにプリントすることで表現しました。個々の水玉が、”にじんだり”、”ゆらいだり”している素朴で優しい柄です。