・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
39歳独身の歩は、突然会社を辞めるが
折しも映画とギャンブルが趣味という父が倒れ
多額の借金がある事が発覚した。
ある日、父が雑誌「映友」に歩の書いた文章を
投稿したのをキッカケに、歩は編集部に採用された。
ひょんな事から父の映画ブログをスタートさせる事に
なったなり、
映画の神様が壊れかけた家族を救う事になるという
奇跡の物語・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんなあらすじですが、その中に出てくる謎の外国人
との関係のなかに、
埋める事が出来ない人生の失敗や孤独の共有から
生まれた友情で、80歳を超えてようやく満たされる
という物語です。
この本は・・
映画館で映画を見終わったときの余韻を感じさせてくれる
物語でした。
映画が終わり、エンドロールがあがり、せつなさや
感動や、爽やかな余韻にひたっている・・
あの時間が味わえるストーリーです。
「一番好きな映画を
一番大切な人と、観に行って下さい
この作品を読んでから・・・」
原田 マハ