子供を愛する覚悟 | アラフィフ社長のひとりごと

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こんにちは、齋藤です。

先日のニュースで心が痛くて怒りが収まらなかった。

【夫婦を監禁致死容疑で逮捕=足立の3歳男児不明事件—うさぎ用ケージで虐待・警視庁】
引用元
http://m.jp.wsj.com/articles/JJ11516403148021354351818426563900315980493?mobile=y


私には18歳になる娘がいます。
親ばか、というよりばか親と言われています。

ただ正直言うと、どちらかといえば子供好きな方ではありませんでした。

娘を妊娠した時、

毎日のように。

どうすればお腹の子供を愛せるようになるのか。

私のような子供好きでない人間が子供を産んでもいいのか。

そんな不安にかられる毎日でした。



妊娠がわかってからの日々は「たまごクラブ」などの妊娠に関する本を読み漁りながら

「健康に生まれてきてくれるかな」

「私のアトピーが遺伝しないかな」

「心から子供を愛せるかな」

妊娠してからも生まれ来る幸せよりネガティヴな心配事ばかり考える毎日。


ただひとつだけ、自分自身に言い聞かせたことがあります。

自分自身との約束をしたんです。

それは。

「この先、何があろうとも全身全霊でこの子を守る」

愛せるかどうか、子供好きな人間に変われるかどうか自信がなかったから。

だからこそ自分自身と約束しました。

全身全霊で守る。


生まれてきた娘は持病を持っていました。

2歳の時に持病が発覚してからは入退院の日々。

そして諸事情でひとり親に。

仕事をしながら、看病しながら、仕事も娘の病気も先の見えない不安の毎日の中、いつも自分に言い聞かせました。

「娘を全身全霊で守る」

やんちゃな時、泣きじゃくる時、わがままな時、きかん坊な時。

イライラして怒鳴りたくなる時も必ずこの言葉を思い返します。

「娘を全身全霊で守る」

すると。

怒る前に、イライラで叫ぶ前にこの約束を思い返すとなぜか抱きしめてしまうんです。


ギューって。

すると自然に涙が溢れてくるんです。

これが愛おしさというものでしょうか。


娘が愛おしくて愛おしくて涙が止まらなくなります。


ジュースをこぼしてしまうのは生まれてまだ2年しか経ってないからだよね。
生まれて何十年も経ったママだってたまにこぼすことがあるよ。

お部屋を散らかしたままにするのはママがまだ片付け方を教えてないからだよね。

大声で泣きじゃくるのはまだ言葉を知らないあなたがママに何かを伝えたいんだよね。


って、少しだけ考えてみるんです。




家族を、子供を一生愛するには覚悟が必要なんです。


独身の時は旅行だって友達と遊びに行くのだっていつでも行きたい時にいくらでも行けるけど、子供がいればトイレに行くのでさえ自由にならない時期もあります。

お金だって独身の時のように自由にはなりません。自分の欲しいものなんて二の次。


そのギャップを覚悟してほしいんです。

家族を、子供を一生守るということを覚悟と捉えてほしい。

そんな大げさな、って思われるかもしれませんが、私は「覚悟」と捉えることで子供という束縛から解放されて、心が自由になって「娘を愛する」という心を得たんだと思います。

子供は私の宝であり、国の宝でもあります。

その宝を自身の欲で傷つけないでほしい。


だからこそ、このニュースを見て私の心に恐ろしい感情が芽生えました。

このような人たちには亡くなった子供と同様に、いえそれ以上の苦しみを与えるべきと。

この人たちに更生など必要ないと。

痛い、つらい、悲しい、そんな言葉すら発することのできない幼い我が子を無残な方法で死に至らしめた人間に更生など必要ありません。


このような事件が二度と起こらぬよう願っても願っても繰り返されてしまう社会に憤りを感じます。