「虫プロ」に明け渡し命令 賃料未払い、東京地裁
私は過去、虫プロで3年働いていた事があります。
「虫プロ」というアニメ会社は一回倒産してます。
簡単にまとめると以下の通りです。
手塚治虫氏が株式会社虫プロダクションを設立→倒産→労働組合のスタッフが社長となり「虫プロダクション株式会社」として
新会社立ち上げる(「新虫プロ」)
手塚治虫氏は別途新しく「手塚プロダクション」を立ち上げる
という訳で手塚治虫あるあるネタの一つ
「虫プロと手塚プロって同じだよね」→別会社なのでした!
そして、私が虫プロダクション株式会社に勤務していた時期は3年です。株式会社虫プロダクションとは違うのです、めんどくさいでしょう?笑
株式会社を前につけるか(「旧虫プロ」→倒産前)
株式会社を後につけるか(「新虫プロ」→倒産後)
こういう事です!笑
つまり、「今回訴えられた虫プロは
虫プロ倒産後、元スタッフが後継会社を立ち上げた。」→これが今、賃貸未納で訴えられている虫プロです。
虫プロ1→手塚治虫が立ち上げた会社
虫プロ2→倒産し、手塚治虫解任させ立ち上げた新会社
虫プロ3→虫プロ2が実質潰れたので作った新会社
メディアが「虫プロ」と呼称している
さてさて、そんな名前だけでもややこしい虫プロの家賃滞納問題などについての私の見解ですが、ぶっちゃけ
そうなる運命になることは時間の問題でした。私が働いていた時虫プロはいつもお金がありませんでした!笑
そもそも社長の伊藤さんが経営者としては不向きでした。
労働組合出身で会社を「新虫プロ」を立ち上げた事は素晴らしいですが、私の在籍していた時はそれも大昔の話なので社長、
営業しろと裏で悪口言われてました。
新虫プロを立ち上げた伊藤社長は私と一緒に杉井ギザブローさんの所に行った時にギザブローさんから
「(新虫プロは)どんなビジョン持ってるの?」と聞かれて
「なんにもかんがえてない!」と伊藤社長が堂々と言った時
社長の隣で私は本当に漫画みたいにソファからずり落ちそうでした、ほんとに。ズデンッて擬音がでました!笑
虫プロで東京国際アニメフェアの担当をさせて頂いたりと
伊藤社長の直属で働いていましたが一方で経営が危ないのだろうというのは私が働いていた時から感じていました。
伊藤社長と手塚治虫夫人との関係性は明確にはわかりませんが、
ご主人である手塚治虫さんと一緒に仕事をしていた伊藤社長だから家賃の遅延なども待って下さったり等あったと思います。その伊藤社長が亡くなったら誰に忖度することなく、温情もかけてあげる必要もなく、手塚治虫夫人が賃料未払いで訴えたのは
当然だなと感じています。他にも色々「やっぱりこうなると
言っていたのに!」な点ばかりです。笑
その他、色々まだまだ語りたいことはありますが、
亡くなっている方の経営能力や性格などを書いていくと
割と欠点ばかりなので今日はこの辺までにしておきます。