ねこミシンさんの記事で、意見を募集されてたんですけど、コメ欄では、ボリュームが少ないというか、なんか誤解を受けるコメントに終わりそうなので、記事にしてアップします。

 

先に水平がま。基本水平がまはプラボビン使用です。時々、金属ボビンをお使いの方がおられて、金属ボビンの使用をおやめいただくよう指導します。理由は磁石の関係や、ボビンの自重などです。

 

が、古いタイプの水平がまタイプの場合は、金属ボビンが指定ボビンの場合があるので絶対NGではありません。

 

下糸だけ、別のミシンで巻く場合。基本、昔の半回転釜のボビンと現在の水平がまのボビンは厚みは同じなのでOKですが、家庭用でも、全回転工業釜タイプの場合は、工業用ミシンと同じ規格。ボビンが薄いのでNGです。また、ブラザーなど一部の水平がま機種には、薄いプラボビンを使用しているものがあるので、これもNGです。

 

アンティークミシンでプラスチックのボビンがNGというのは、よくわかりません。

鉄ボビンとプラスチックボビンとの自重の違いで糸調子が狂う事はあるでしょうが、そのために、ボビンケースに糸調子バネがあり、ヘッドに糸調子器あり、糸調子をあわせるあわせない程度の問題じゃないかな・・と思います。

ただ、百均で売られている、色とりどりの、ペラッペラボビンで、ボビンの質で、回転が不十分になったり、余分に回ったりして安定しなかったという経験はあります。ただ、同様の事は、鉄ボビンでも錆や変形で起こります。

どうしても、ダメな理由を探せと言われれば、空転?ぐらいしか思いつきませんが、ガッチリしたプラボビンでNG程のトラブルの経験がないので、良いとも悪いとも言えないです。

 

ボビンの切込みについては、ねこミシンさんの記事どおりで、とってもわかりやすく書いてあり、大正解です。みなさんも参考にしてください。

なので、ここでの説明は致しません。

 

元のリブログ記事の中で注目したのは、指で押さえると巻けた・・という部分です。

 

なのですが・・プラボビンを使ったら巻けた?というのと整合性が見いだせず・・自信がないんですけど・・

 

指で押さえると巻けたというのは、下糸巻き器本体を押し込んで、はずみ車に糸巻きゴムが強く接地して回る。つまり、現状では、はずみ車に接地する圧力が少なく回転できないのだろうと考えます。

 

回転するという事は、下糸巻き軸の固着や変形は考えなくて良いという事になります。

つまり、下糸巻き装置自体がズレて、はずみ車に押し当てる力が弱くなっているか、バネ圧が弱くなっているのが原因ではないでしょうか?

 

また、ボビン自体を抑えるレバーの圧が強すぎて、ボビンを押し付けすぎて回転を阻害している、もしくはレバーの変形(おもに横方向)で、ボビンの側面に力が加わり回転を阻害している。ちょっと苦しんですが、プラボビンは樹脂なので摩擦の影響を受けずに回る?かな?

 

鉄ボビンの変形もよくあり、同様の症状を引き起こす。

 

一応、こんなところです。考えながらブログに書いてるんで、漏れ・忘れ等あるかもです。その時はごめんなさい。