少し縫ってはブチッ!少し縫ってはブチッ!

糸が切れて縫えないというHZL501です。

 

自分の手で引っ張ってみた感触では、上糸に原因があるようですが、下糸にも問題があるようです。

 

ブチブチ切れるのは、非常に古い糸を使用しているせいもあるのですが、張力のある糸を使用しても縫い縮み・引きつれが起きます。

 

上糸のどこで、テンションが狂っているのかを探さなければいけません。

 

今回の事象を引き起こしていたのは画像の糸案内のパーツでした。糸戻り止めの板ばねが変形して、糸を常に挟んでいる状態になっており、不必要なテンション過多。このパーツを修理して上糸の異常テンションは解消されました。

 

また、下糸も不要なテンションがかかったり、かからなかったりで、糸調子が安定しません。こちらの原因は、純正ボビンと、そうでないボビンを併用しており、純正でない時に、負荷が掛かってます。

 

水平がまのボビンは基本的には、すべて同じなのですが、この機種の水平がまにはセンターに突起があり、その突起にボビンの穴がハマります。今回のケースは純正でないボビンの穴径が少し小さく、ボビンの回転が正常に行われないことが原因です。

 

規格のあったボビンをご使用いただく事で問題解決です。