<<システムトレード講座>>>
【第一回 自己裁量トレードとシステムトレード】
証券などのトレード(取引)の仕方を大別しますと、自己裁量トレードとシステムトレードのふたつに分かれます。
投資家が自分の判断と裁量(と感覚)で行う取引は自己裁量トレードと呼ばれます。
一方、システムトレードはその対極にある手法で、投資家の裁量要素を全て排除して、機械的に売買するトレードです。
何に従って機械的に売買するかと言うと、テクニカル分析などを利用した一定のルールに基づいて自動的に提示される取引指示(売買シグナル)に基づくのが一般的です。
先物・オプション等の運用のプロの間ではシステムトレードを行っている人の方が多いと言われ、平均パフォーマンスも自己裁量のトレーダーよりも良いとも言われています。又世界的なトレーダーにもシステムトレードを行っている人が多く存在するのはご存知の通りです。
一方で個人投資家の中ではおそらくほとんどの人が自己裁量トレードを行っていると思われます。少なくとも今まではシステムトレードという有力な手法を使っている人はごく稀であると考えられます。
その個人投資家の中で一定の期間(たとえば1年間)で利益を上げている人の割合は10%以下だと一般的には言われています。裏返して言えば90%以上の人が損をしている可能性があるという現状を踏まえれば、その原因にはいろいろあるにしても、システムトレードを投資手法のひとつとして検討してみる価値は十分あると考えます。
自己裁量トレードの弱点のひとつは、投資活動が心理戦であることと関係があります。特に個人投資家が1個人として巨大な市場と対峙する時、マーケットのうねりの中で自分を見失わずにその時々に冷静な判断をすることは簡単ではありません。これはポジションを持つ期間が短いほどその傾向は強まります。長期投資よりはスウィングトレードの方が心理戦の要素は高まりますし、デイトレードとなると心理的要素の占める比重はさらに大きくなります。個人として避けねばならない心理戦から抜け出すひとつの手段がシステムトレードと言えます。
次回は システムトレードの長所 について の予定です。
<株式会社ユナイテッドシステムズパートナーズ(代表 上松松司)
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