<<システムトレード講座>>
【第二回 自己裁量トレードとシステムトレードの境目】
個人投資家の中でも自分なりのルールを設定してトレードしている人も多いと思います。RSI、一目均衡表、ボリンジャーバンド等々のテクニカル指標も、現在は豊富に、また使い勝手の良い形で手に入る時代になりましたので、それら指標に自分なりの条件設定をしてトレードする方法もあるでしょう。又、会社四季報などでファンダメンタルズを基準に自分のルールを決めてトレードするかなり伝統的な方法もあると思います。
いずれの場合も、ルールを決めてそれに従ってトレードするのであればこれもシステムトレードのひとつではないのかという議論があります。これと本来のシステムトレードとを明確に区分する決定的な違いが存在します。その違いは、どれ程過去のデータに遡った上での確率的な裏付けがあるか、という点です。
もちろん将来の株価動向を正確に予測することなど出来ないのですが、それでは少なくとも過去はどうであったのかを知った上でトレードに臨むことは非常に大事なことです。特に、数字的な把握、例えばうまくいった確率(勝率)は何%で、ある期間続けた場合いくら損益が出ていたか、調子の悪いときはどの位の累計損失を覚悟すればよいか、などをキチンと知ることは、前回お話した心理的動揺を防ぐと言う意味でも重要です。
確率的把握をする必要性はわかっていても、現実にそれができない事情もあり得ます。例えば、頻度(過去の発生例)が少な過ぎたり、データが無かったり、株価としては存在しても出来高が少なくて実際に取引できたかどうか疑問のあるケースもあり、個別銘柄ではそれに対応できない銘柄も多くあります。これが後に述べる、「日経225先物を選ぶ理由」につながってゆきます。
自己裁量トレードで利益を出し続ける投資家となるにはそれなりの才能が必要であることは言うまでもありません。それに引き換え、トレード上の特別な才能を必要としないのがシステムトレードです。決められたとおりに実行するだけだからです。とは言いましても多少の才能というべきものは要ります。自己裁量トレードでの自分の限界を知り、システムトレードを選択する決断と、実践し継続する意志の力としての才能です。
<株式会社ユナイテッドシステムズパートナーズ(代表 上松松司)
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