最高に面白く、最高に切なく、最高にハッピーな物語!!

4091804519 めぞん一刻 (1) (ビッグコミックス)
高橋 留美子
小学館 1982-05

by G-Tools

気が付いたらアニメを見ていて、後からマンガを読んだので
アニメのイメージも非常に強い作品です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆ あらすじ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ボロアパート「一刻館」の住人・五代裕作は
ある日、突如やってきた美人管理人・音無響子に一目ぼれ。

以来、五代は彼女の気を惹こうと奮闘するが、後に
実は響子が
未亡人である事を知る・・・。



ふたりを常に邪魔するアパートの住人たち、響子に迫るイケメン
テニスコーチ、さらには五代のガールフレンドやらがやってきて
事態の混乱は拡大するばかり。

ふたりの関係はなかなか前に進まない・・・。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


最初はこのようなラブストーリーにする気はなかったそうなので
序盤のコメディ色はかなり強い。

でも終盤に向けての切なすぎる恋愛要素の盛り上がりや
終結の仕方は、本当にもう、・・・見事すぎ!!(≧▽≦)

最高に素晴らしいです!!

もー、天才なんですよね、この方は(*´Д`)



五代くんがおバカでお人好しで、本当にかわいい(〃∇〃)

文句を言いながら結局周りに流されて最後はバカを見たり、
いつまでもハッキリしなくて、優柔不断で叱りたくなるんですが
裏を返せばそこが彼の唯一の長所だから何も言えません涙


管理人さんはアニメだと声の印象か、もっとお淑やかな人だと
思っていたんですけど、マンガだとかなり嫉妬深くて気が強い。

でもマンガの嫉妬深くて気が強い方が魅力的で、好きですハート


そんなふたりをとにかく一刻館の不良住民達がジャマしまくる。
でもふたりの一番の味方であるような、そうでもないような・・・。

ドタバタの喜劇的な面白さは、この非常識な住民達がいてこそ。
にぎやかで楽しい、「めぞん一刻」には欠かせない仲間です。


五代くんが浪人時代から大人になっていくまでの過程と、
管理人さんが止まってしまった時間を再開していく過程が
ゆっくりと、じっくりと描かれています。
時間の流れがリアルに感じられて、無理がない感じがいい。


そして終盤は
結末の準備をするように、いろんな事にカタが着いていきます。

そのひとつひとつのエピソードが切なくて切なくて(ノДT)
終盤は涙が止まりませんでした。
胸がいっぱいになります。

ティッシュじゃ足りません。用意するならタオルです(ノД`)・°・


優柔不断で要領が悪く、どこまでも人のいい五代くんと
美人でしっかり者で、ヤキモチ焼きな管理人さんの

いつの間にか切ないラブコメ。


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最初から最後まで、おバカな五代くんを激しく応援してました。

管理人さんにとっては「ダメな弟」という認識しかなかったから
どうなる事かと思いましたが、五代くん、頑張ったね(´∀`*)

少しずつ管理人さんが心を開いて
五代くんを気にかけていく様子にほっこりさせられたり、
五代くんを心配してくれるのがすごく嬉しかったりしました。


幼稚園を辞めて内緒でキャバレーで働いていた事がバレた時、
初めは怒っていたけど、リストラが理由だったと知った後には
「キャバレーで働く迄に色々あったんだろな、あの人の事だし」
なんて、五代くんを分かってくれたのも、意外で嬉しかった。


あと朱美さんって、五代くんを好きだったかも、と思いません?
はっきりとした描写があったわけではないけど、何となく。

だけど五代くんを応援して、最後は管理人さんをたきつけたり
しっかりと、アネゴらしく振舞う事を止めませんでしたね。
そんな、ちょっと不器用な朱美さんも好きです。



コメディなのに超泣けて、ぼろぼろ涙したシーンは数多い。

当時新鮮だったのは、主役ふたりの恋が実るより先に周りの
恋がまとまり、主役ふたりがあぶれ者のように取り残された事。

そういうところがなんか、キャラクターに優しくていいですよね。
そんな優しい作者も大好き。


あんなにこずえちゃんから迫られているだけの関係だったのに
五代くんとこずえちゃんが別れる時はかなり胸が痛かった。

五代くんがやっと「他に好きな人がいる」って言えたときは
ホッとしたんだけど、こずえちゃんが「ばいばい」と去る時は
なんかすっごく切なくて、ふたりの思い出が蘇って泣けた。


明日菜さんとの予期せぬ婚約に意気消沈する三鷹さん。
そんな三鷹さんを励まそうと、寒いギャクを放つ明日菜さん。
あそこは明日菜さんが初めて可愛くみえた瞬間だった。

それに答えて、三鷹さんがふたりでゆっくりやっていこうと言う。
三鷹さんもイイ奴だから、心から幸せになって欲しいと思ったし
素敵な二人じゃーんって思ってまた泣けた。


五代くんが管理人さんのおやじを背負ってのプロポーズの時。
「一日でもいいから私より長く生きて」と言う管理人さん・・・。
それを受け止める五代くん。

そんな悲しすぎる願いを持つ娘を見守るおやじ・・・。
辛くても、もう一度娘が幸せになる事を願って止まないんだろな
と思うと、やっぱり涙が止まらない。 たまらん(TωT)


管理人さんが毎日を過ごす中、どうしても徐々に総一郎さんを
忘れて行ってしまう事への悲しみや、怖さや、申し訳なさなど、
複雑すぎる想いを抱える姿にも、辛くて涙がでます。


結婚が決まって、五代くんが総一郎さんの墓前で話す場面。
響子さんが総一郎さんを想う、その想いもすべてひっくるめて
「響子さんの全部をもらいます」って言う五代くんがでっかくて
誠実で優しくて温かくて、泣けた。思い出しても泣けてくる。

皆の幸せを願わずにいられない物語でした。


本当に素敵な物語だった。

大好き。




めぞん一刻 (15) (ビッグコミックス)
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