どうも。ヨモヨモです。

3月29日放送分のカンブリア宮殿を先ほど見ました合格
今回のゲストはWILLER代表取締役 村瀨茂高 氏ですひらめき電球

1️⃣WILLERについて

創業:1994年

売上高:約175億円


従業員数:約800名


運行本数:全国22路線、288便



2️⃣WILLER 成功の秘訣

●目指すは『ローコストネットワーク』
WILLERでは、全国22路線288便を運行している。東京や名古屋、大阪を中心とし、地方都市への運行も低価格で実現しているのである。
具体的には、東京〜大阪間は4,400円からで、そこからさらに学割やシニア割が適用されるのである。

その低価格を実現できている背景には、乗車率がある。
WILLERでは、全国での年間のイベントを把握し、運行本数の微調整を行なっているのである。
それでも座席が埋まらない場合、販売価格を調整し、空席を埋める努力を行なっているのである。

その結果、通常50〜60%と言われている乗車率を80%以上に引き上げ、1人あたりの単価を下げているのである。

さらには、高速バスと宿泊をパッケージにした商品も販売しており、空室が目立つ宿泊施設と提携し、格安でのツアーを提案しているのである。
提携宿泊先は現在1,000軒にのぼり、顧客も宿泊施設もWILLERも満足の内容となっているのである。

●多彩なシート仕様
WILLERが運行するバスでは、高速バスとは思えないシートが多数ある。
最大140度まで傾斜可能なリクライニングシートや半個室でモニタ付のシート、さらには飛行機のファーストクラスのようなシートまで10種類を有しているのである。

その背景には、旅行会社時代に顧客から聞いた高速バスに対するクレームが反映されている。
既存のバス会社が顧客が望む快適なシートを実現できなかったため、自社の独自開発でシートを改良したのがWILLER 高速バスの出発点なのである。

●安全運行のための投資
低価格がウリのWILLERであるが、安全運行のための投資はしっかりと行なっている。

最新施設『新木場ベース』は、運転士の宿泊施設となっており、これまでは往復1時間掛かっていた宿泊施設までの移動時間を休息に充てられるようにしたのである。

また、栄養バランスのとれたヘルシーメニューの提供や保健師駐在など、運転士の健康維持・向上のための福利厚生充実にも努めている。

さらには、『フィーリズム』というウェラブルセンサを採用し、運転士の異常を未然に察知し、運行管理本部での管理や指示、恒久対策に活用しているのである。


3️⃣学び

・移動手段が旅の質を左右する


・安全は仕組みづくりから考える



4️⃣感想

特徴的なシートと低価格で支持を集めているWILLERですが、単なる価格競争で支持を集めているのではなく、緻密な需要予想と効率的なバス運営の結果、低価格が実現できているということを知りました。


また、事故の経験から運転士の健康管理にも気を遣っており、投資すべきところに投資していると感じました。


高速バスという陳腐化していた業界に対して、『快適性』という新機軸を持ち込んだという点で、高速バス業界全体の底上げに貢献していると感じます。


ではでは
どうも。ヨモヨモです。

3月27日放送分のガイアの夜明けを先ほど見ました合格
今回は“内装”ビジネスを機会と捉える企業についてご紹介します💡

1️⃣みはし BtoCへのチャレンジ
1973年創業の『みはし』ではこれまで、建築用の装飾材を製造・販売しており、BtoBに特化していた。特に、壁や柱に取り付ける装飾品に定評があり、結婚式場やホテルなど高級感漂う装飾を得意としている。

そのみはしでは、DIYの流行をビジネスチャンスに変えるべく、内装品の通販サイト『handsome.style』を立ち上げBtoC市場の開拓を始めたのである。
当初通販サイト経由での購入が中々見込めなかったが、サイトレイアウトの変更や『マントルピース』や『ウッドボード』といった流行の装飾品を安価に取り揃えることにより、徐々に支持を集めることとなったのである。

その他、空室が目立つ賃貸物件のリノベーションにも協力するようになり、空室に悩む不動産屋さんとのコラボも開始したのである。



2️⃣ジャパンブルー 内装に『デニム』
岡山県倉敷市児島 デニムの名産地に拠点を構える『ジャパンブルー』では、通常の5倍の時間を掛け生産した生地を、食品の縫合で仕上げるといったメイドインジャパンの高品質デニムを世に送り出している。
そのデニムの評価は高く、世界29カ国で販売している。

そのジャパンブルーでは、新市場の開拓にも注力しており、今回内装材にデニムを用いる提案を開始した。
内装材に用いるには国が定めた不燃材認定が必要になるが、デニムは綿でできており燃えやすいという性質を抱えていた。
そのため、協力会社の特殊加工技術を用いて基準を見事満たすことに成功したのである。

デニムを軸にしたショールームの評判も上々であり、今後デニム生地の物量増加が見込まれるのである。



3️⃣学び

・自ら課題を課し、新市場に参入する


・賃貸住宅が増加し、暮らしながらアップデートするという要求が高まる



4️⃣感想


賃貸住宅が増加し、気軽にリフォームやリノベーションができない昨今の住宅事情ですが、ライフスタイルや自らの価値観を主張することを目的として消費者の『模様替え』欲求は年々高まってきているのだと思います。

そのような市場の状況を機会ととらえ、今回ご紹介された2社では自社の強みを流用し、課題があるにもかかわらず新市場の開拓に注力した点が、新たな競争力創出に繋がっているのでは、と感じました。

短期の苦労を惜しまず、長期の利益を考えられる企業こそ、機会にいち早く適応できるのではないかと感じました。


ではでは
どうも。ヨモヨモです。

3月22日放送分のカンブリア宮殿を先ほど見ました合格
今回のゲストは千葉西総合病院院長 三角和雄 氏と慶應義塾大学医学部教授 坪田一男 氏ですひらめき電球

1️⃣三角和雄氏について

カテーテル手術とは、血管内部に細い管を挿入し、ステントなどの医療器具を患部まで届け、治療を行う技術である。

三角氏は、カテーテル手術の利点は以下4点あると考え、国内カテーテル手術の普及に努めているのである。

①患者の負担が少ない

②痛くない

③入院期間が短く、医療コストが安い

④社会的負担(休業など)が少ない


三角氏が院長を務める千葉西総合病院では、『カテーテル・スタジオ』という6人同時に手術が実施可能な手術室を設け、心臓カテーテル手術だけでも年間3,000例を行い、8年連続日本一を記録している。

その手術数は他の研修病院のおよそ3倍にのぼり、様々なケースやトラブルも含めて経験することが可能であるため、優秀な人材の育成にも貢献しているのである。


また、三角氏は患者第一の姿勢を貫いている。

基本的には、症状を放置して快方に向かうことはなく、命に関わる症状であると考えているため、予約は取らず、即日検査・即日手術を徹底している。

また、月に2回医療講演会を開催し、地域住民への啓蒙活動を行なっているのである。その際、24時間365日繋がる携帯電話の番号を配布し、地域のホットラインとなっているのである。



2️⃣坪田一男氏について

坪田氏は、角膜移植の第一人者である。また、慶應義塾大学医学部で教鞭を執りながら書籍の出版、南青山クリニックでの執刀など多方面での活躍されている。

『目から人生をごきげんにしたい』という基本方針のもと、白内障や乱視、遠視、近視など、目に関わる疾患を全般に取り扱っている。


その功績の一つが『ドライアイ』の研究である。今ではオフィスワーカーの1/3が患っていると言われているドライアイについて論文を執筆し、今ではドライアイに関する論文引用数世界一にのぼっている。


また、角膜移植手術を日本に持ち込んだ第一人者でもある。

元々アメリカ留学の際に角膜移植手術を知り、その技術を持ち帰ったのであるが、日本では角膜の提供自体が一般的ではなく、1980年代後半には待機患者20,000人のうち、角膜移植を受けられた患者はわずか1,500名しかいなかったのである。それに対して、アメリカでは角膜移植手術の件数が年間45,000例にのぼり、待機患者もゼロ、そのうえ角膜が余っていたのである。

そのため、坪田氏は提携病院内に『アイバンク』を設け、亡くなった方から角膜を提供してもらえるよう仕組みづくりを行なったのである。その結果、待機期間を平均1年に短縮することができたのである。



3️⃣学び

・経験数と優秀な人材の相乗効果


最後方の仕組みづくりから最前線の執刀まで



4️⃣感想

カテーテル手術や網膜移植手術といった日本では珍しい先端医療技術をアメリカで学び、日本に輸入点では非常に稀有な存在だと感じました。


その上で、日本には仕組みや制度が整っていないと知ると、仕組みを作り数をこなし、技術を普及させた点について一医師の領域を超える高い志があると感じました。


ではでは
どうも。ヨモヨモです。

3月20日放送分のガイアの夜明けを先ほど見ました合格
今回は業績急拡大を目指す外食チェーンをご紹介します💡

1️⃣いきなり!ステーキ フランチャイズ店舗の急拡大


2013年に1号店をオープンさせた『いきなり!ステーキ』は、これまで順調な出店攻勢を続け、現在200店舗を越えるまでに成長している。



成長の原動力となっているのが、高品質な肉を低価格で楽しめるシステムにある。

原価率60%にも及ぶ上質な肉を仕入れる傍ら、立ち食いスタイルによる高回転率により収益を確保しているのである。


そのいきなり!ステーキでは、店舗数日本一のラーメンチェーン『幸楽苑』とタッグを組むこととしたのである。

幸楽苑は、201年度に赤字を経験し、再建の真っ只中である。そのため、一部店舗をいきなり!ステーキの店舗に作り替えることにより、収益改善を目指しているのである。


いきなり!ステーキは今年中に新たに200店舗を回転させ、2020年には全国1,000店舗を達成することが当面の目標である。



2️⃣SFPホールディングス 好調だからこそ新業態の開拓


生きた魚介を自分で焼ける浜焼きスタイルで人気を集めている『磯丸水産』を運営するSFPホールディングスは、好調な今だからこそ新業態の開拓に注力している。


既存業態では、女性利用者が少ないという問題点が見つかっているため、女性ウケのする新業態の立ち上げを開始したのである。

そこで目をつけたのが『餃子バル』である。近年、餃子好きな女性のための居酒屋が流行しており、パクチーやジェノベーゼソースなどを用いた女性ウケする餃子を軸とした新業態『餃子酒場 いち五郎』を新規オープンさせた。


しかし、女性客の客足が伸び悩んでいたため、先日『チーズフォンデュ餃子』という新商品を投入したのである。

『インスタ映え』を機にする女性客に対して、伸びるチーズをPRすることにより、支持を集め始めているのである。



3️⃣学び

・急拡大のためには外部の力も借りる


・好調な時にこそ攻めの投資



4️⃣感想


今回取り上げられた2つの事例では、未だ他の飲食店が模倣しきれておらず、店舗数も好調に伸び続けていると言えます。


そのような状況だからこそ、自社の地位をより強固にすべく、店舗数や事業拡大のための投資に積極的であるということがわかりました。


店舗数や事業を拡大することにより、仕入れコストの低減など規模の経済が活き、競合との差別化要因になるのではないかと思いますので、今後の動向に注目したいと思います。


ではでは
どうも。ヨモヨモです。

3月15日放送分のカンブリア宮殿を先ほど見ました合格
今回のゲストはアマタケ社長 甘竹秀企 氏ですひらめき電球

1️⃣アマタケについて

創業:1964


年商:103億円


従業員数:480



2️⃣アマタケ 成功の秘訣

●こだわりの鶏肉商品

アマタケは鶏肉の総合メーカーとして、サラダチキンをはじめとした各種鶏肉商品を手掛けている。


サラダチキンは真空調理で中まで味を染み込ませ、スチームオーブンで焼き上げることにより旨味が外に逃げないといった工夫が凝らされており、他社と比較しひと味もふた味も違う商品に仕上がっているのである。そのため、年間1,100万パックを販売する業界トップとして君臨しているのである。


また、各種鶏肉商品に使われる鶏の養鶏も手掛けている。養鶏場では、衛生管理を徹底することにより、完全無薬飼育を実現しており、人の健康に配慮した『素材作り』から手掛けているのである。


●目指すは『ひと手間カンパニー』

アマタケでは、顧客の要望を聞くことにより、ひと手間加えた商品を市場に投入し支持を集めている。


そのきっかけとなったのがサラダチキンであった。サラダチキンのお客様アンケートを実施したところ、皮を取って食べるというアンケート結果が多く、一部の反対意見を押し切り皮を取った状態でのサラダチキン作りに舵切りを行ったのである。

その結果、カロリーが40%もカットされ、昨今の健康食ブームも相まって、売上を1.5倍に伸ばしたのである。


上記サラダチキンでの成功体験にて『ひと手間が商品を強くする』と学んだアマタケは、サラダチキンの味の種類を10種類に増加させた他、持ち手部分の肉を削いだ手羽元、薄さ5mmのしゃぶしゃぶ用鶏肉など、次々と新商品を投入したのである。


また、ひと手間の恩恵は消費者だけに留まらず、生肉を加工・梱包して小売店に販売することにより、小売店の陳列前の負担を軽減させたのである。


●ベースとなるのは社員の絆

アマタケの本社は岩手県大船渡市に位置し、東北大震災を経験した。

その後、社員の協力があり、早期復旧に漕ぎ着けたが、風評被害により中々商品が売れないという時期を経験した。


そんな中でも、社員は諦めることなく復活を果たし、社員間の絆も深まったと言える。

現在では、感謝の気持ちをカードに書いてお礼を伝える『いいねボックス』や従業員の休憩効果を高めるための『昼寝スペース』、そしてBBQやボウリング大会などの各種社内イベントを行うことにより、より強固な絆を築き上げているのである。



3️⃣学び

・ひと手間が商品を強くする


・垂直統合型企業ならではの極め方



4️⃣感想

高タンパク・低カロリーで、豚肉を抜いて日本人が一番多く消費している肉の座を奪った鶏肉ですが、アマタケはその立役者に間違い無いと思います。


サラダチキンの生みの親であり、鶏肉を軸とした垂直統合型企業であるアマタケは、

①美味しい鶏肉

②安心して食べられる鶏肉

③痒いところに手が届く鶏肉

といった3軸を追求することにより、鶏肉業界において確固たる地位を築いたのだと感じました。


そして、その成功体験からエッセンスを抜き出し、鴨肉など他商品にも展開している点が商売上手であると感じました。


ではでは
どうも。ヨモヨモです。

3月13日放送分のガイアの夜明けを先ほど見ました合格
今回は食品ロス低減のための取り組みについてご紹介します💡

1️⃣TABETE 食品ロスを価値ある形へ


コークッキングが提供するフードシェアサービス『TABETE』は、登録料や使用料なしで飲食店と個人消費者とをマッチングするサービスである。


本サービスが誕生した背景には、日本の食品ロスが深く関係している。

飲食店を予約したにも関わらずお店にキャンセルの連絡すらしない無断キャンセルや、需要が読めず作りすぎてしまった余剰食品が国内では大量に発生しており、飲食店・自宅の食品ロスは年間621万トンに上っているのである。


そこで、飲食店の食品ロスに着目したのでTABETEである。

TABETEでは現在、利用者数約1,000名、利用店舗20軒という状況であり、利用店舗の拡大が急務となっていた。

利用店舗拡大の足かせとなっているのが手数料である。TABETEでは、販売価格の35%を手数料として徴収するシステムとなっているのであるが、35%という数字g割高であるという認識を持たれていたのである。


そのため、本サービスはあくまで廃棄ロスを削減するためのものであり、1円にもならず廃棄される料理に値段がつくという点を強調することとしたのである。


上記取り組みを行った結果、わずか2ヶ月で利用店舗が25軒から60軒に急増したのである。



2️⃣食べ物を棄てない日本計画 1/3ルールへの挑戦


日本の食品流通業界には『1/3ルール』という暗黙のルールが存在する。

例えば、賞味期限6ヶ月の食料品があった場合、

・製造日から2ヶ月以内に納品されなければ廃棄

・賞味期限2ヶ月前まで販売

・賞味期限2ヶ月を切れば廃棄

といった商品の在庫管理に関する慣習である。


その洗礼を受けたのが、ブラウンシュガーファーストである。

ブラウンシュガーファーストでは、『ココナッツオイル』の企画・輸入販売を手がけ、一大ブームを巻き起こしたのである。

しかし、ブームが過ぎ去ったと同時に上記慣習の洗礼を受け、食べ物を廃棄するという選択肢が非常に身近にあるという事実を痛感するのである。

現在は多くの在庫を抱えるようになり、納品すらされず廃棄されることもあるという。


そのためブラウンシュガーファーストでは、『食べ物を棄てない日本計画』を立ち上げた。


本計画では、1/3ルールから外れた商品を各社から集め、『オフィススナッキング』としてシェアオフィスなどの運営会社に販売しているのである。

シェアオフィス利用者は購入価格を自由に決定することができ、利用者からの評価も上々なのである。


また、1/3ルールから外れた食材については、調理をすることによるまた新しい商品として生まれ変わらせ、惣菜パンなどに加工して販売しているのである。



3️⃣学び

・食品ロスに価値を与える


・業界の慣習を打破する先駆者



4️⃣感想


年間621万トンもの食品ロスが発生しているという点にまず驚きました。

私も飲食店でアルバイトをしていた身でありますが、コース料理などは各人が求めるボリュームに差異があるため、廃棄ロスが多くなる傾向にあるとは感じておりました。


今回の2つの事例では、それら食品ロスに着目し、ビジネスとして成立させるという視点が興味深いと感じました。


食品ロスという『得はしていないが損が定量的に評価しづらい』ものに対して、値段をつけるというのは中々妥当性含めて説明が難しい部分もあるかと思います。

しかし、固い意志を持って取り組んでいる2社だからこそ、日本の食品ロス事情が少しでも改善されるような仕組みをどんどん築き上げて行っていただきたいな、と感じました。


ではでは
どうも。ヨモヨモです。

3月8日放送分のカンブリア宮殿を先ほど見ました合格
今回のゲストは生活クラブ連合会顧問 河野栄次 氏ですひらめき電球

1️⃣生活クラブ連合会について

設立:1990年

生活クラブの結成自体は1965年


職員:100名


会員:全国約38万人



2️⃣生活クラブ連合会 成功の秘訣

●目指すは自立した消費者

生活クラブ連合会では、9割以上のオリジナル商品を取り扱っており、食の安心安全だけではなく、美味しさにまでこだわっている。


オリジナル商品に対する審査基準は厳しく、評価項目は500以上にのぼるのである。


また、『選抜チーム』によって組合員自身が商品開発を行うこともあり、製造現場のチェックや価格交渉まで幅広く生産者側と関わっているのである。


●生産者と消費者の志をすり合わせる

生活クラブ連合会では、生産者と消費者が同じ志でないと良いものが作れないと考えている。


そのため、生産者が料理を振舞ったり、消費者が生産地に出向いたりする『生産者交流会』を全国各地で年間2,100回も開催しているのである。



3️⃣学び

・自立した消費者


・生産者と消費者の商売に対するベクトルを合わせる



4️⃣感想

生活クラブ連合会は元々、世田谷の牛乳共同購入から始まったと聞きました。


そして、牛乳が安定して供給されることに満足せず、「美味しい牛肉とは何か」を追求し、酪農家と共に共同で牛乳工場建設するほど、バイタリティあふれる連合会であったということが現在の活動につながっているのではないか、と感じました。


食の安心安全や美味しさにこだわるからこそ、独自の評価基準も多く厳しくなるのであろう、と思いました。


ではでは
どうも。ヨモヨモです。

3月6日放送分のガイアの夜明けを先ほど見ました合格
今回は住宅にまつわる『中古』の現実についてご紹介します💡

1️⃣カチタス 中古物件のリノベーション


全国110店舗を構える中古住宅専門の不動産屋 カチタスでは、年間約4,000戸を販売し、全国1位の実績を獲得している。


カチタスの優位性は価格にある。最寄駅のないような郊外の物件に着目し、リノベーションの上、1,000万円台前半で販売しているのである。


物件のこだわりポイントは、多くの車を駐車可能なスペースが確保可能な点と、生活に必要な施設が家から車で数分という圏内にあるという点である。


持ち家よりも旅行や趣味への出費を優先する若者夫婦から厚い支持を集めているのである。



2️⃣リビルディングセンターJAPAN 古材が循環する社会


リビルディングセンターJAPANでは、古材の活用に力を入れている。


民家の解体時などに発生する古材を引き受け、商業施設などに販売しているのである。

そして、販売価格の5%を家主に還元しているのである。


今後、中古住宅への展開を目指し、新築並みの快適性を確保すべく、リフォーム会社との連携も進めている。



3️⃣学び

・新築信仰の崩壊


・古き良きものの継承



4️⃣感想


15年後には3戸に1戸が空き家となると言われている日本の住宅事情ですが、それらの中古物件に新たな価値を付加し、新しい世代に引き継いで行く活動が始まっていることがわかりました。


特に、今まで気づかなかった、活用できていなかった潜在的価値を見出せるか否かが今後不動産関係者の評価軸になるかもしれないと感じました。


ではでは
どうも。ヨモヨモです。

3月1日放送分のカンブリア宮殿を先ほど見ました合格
今回のゲストは九州旅客鉄道(以下JR九州)会長 唐池恒二 氏ですひらめき電球

1️⃣JR九州について

設立:1987年

国鉄が前身


売上高:3,779億円

内、鉄道事業以外の売上が60%以上


グループ会社数:38社



2️⃣JR九州 成功の秘訣

●観光列車王国

JR九州では、『指宿のたまて箱』や『ゆふいんの里』など、『D&S列車』という、デザインとストーリーにこだわった電車を12種類運行している。


その中で最も有名なのが、『ななつ星in九州』である。

ななつ星in九州は、日本初の周遊型寝台列車であり、九州産の食材を使ったこだわりの食事や上質な個室が人気を呼んでいる。

また、マニュアルにないお客様に寄り添うサービスも人気の一つとなっている。


これら観光列車の地位向上により、単なる移動手段であった列車を『乗ることが目的』とまで昇華し、九州の観光資源として認知されるまでに至ったのである。


●幅広い業態での収益

JR九州は38のグループ会社を抱え、船舶から外食業、果ては農業まで手広く事業を展開しているのである。


それらグループ会社の新事業には、唐池氏をはじめとしたエース級が投入され、赤字からの転換を見事実現しているのである。


その結果、他のJRでは売上高の60%以上が鉄道事業なのと比較し、JR九州では62%を鉄道以外の事業から創出しているのである。



3️⃣学び

・新事業には、エースから投入する


・主要事業はシステム化が進むためエースは不要



4️⃣感想

最近観光列車で勢いに乗っているJR九州ですが、その売上の6割以上を鉄道以外の事業から創出しているとは思いませんでした。


鉄道事業に特色をつけ、『乗ることが目的』と鉄道の価値を向上する傍ら、観光資源としての飲食や駅ビル開発など、両輪のシナジー効果を発揮しているな、と感じました。


また、一般的には部署のエースは誰も外部に出したくはないと思いますが、JR九州では新事業だからこそエース級を投入する、という姿勢に学ぶべき点が多かったです。


ではでは
どうも。ヨモヨモです。

2月27日放送分のガイアの夜明けを先ほど見ました合格
今回は平昌オリンピック『出場』を果たせなかった下町ボブスレーの真実についてご紹介します💡

1️⃣下町ボブスレーができるまで


下町ボブスレーとは、2011年に結成された大田区の町工場で構成される『下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会』のメンバーで制作した、ボブスレー用ソリのことである。


ボブスレーは氷上のF1とも言われており、それに使用されるソリには軽量性が求められており、世界的に見れば有名自動車メーカーなどもソリ作りに参画しているのである。


大田区の町工場は元来、技術力の高い製品を製造しているが、下請けという性質上、自社の技術をPRする機会に恵まれなかったのである。

そのため、ボブスレー用ソリという一つの最終製品を製造することにより、町工場各社の技術力を世に知らしめることを目的としていたのである。


そして今回、2016年にボブスレー女子のジャマイカ代表が下町ボブスレーのソリを平昌オリンピックで使用すると発表したにもかかわらず、直前で変更になった『真実』をお伝えするのである。



2️⃣ボブスレー女子 ジャマイカ代表とソリ選び


ボブスレー女子 ジャマイカ代表が下町ボブスレーのソリを平昌オリンピックで使用すると発表したのは2016年である。


それ以降、ジャマイカ代表と下町ボブスレー関係者との絆は固く、試乗によるソリの改良が繰り返されてきたのである。

平昌オリンピック直前の世界選手権でも、下町ボブスレーのソリを使用したジャマイカ代表は、一時2位につけるなどの健闘を繰り広げていたのである。


しかし、昨年12月に事態は一変する。

ジャマイカ代表より、ラトビアBTC社のソリに変更したいという申し入れがあったのである。

理由は、BTC社のソリの方がスピードが落ちないし、振動が少ないといったものであった。


ジャマイカ代表の申し入れに対して、対等な立場でソリを比較して欲しいと下町ボブスレー側が申し入れ、テスト走行が実施されたが、日時やコース状況など異なる条件でのテスト走行を強制され、結果的にはBTC社のソリよりも2秒遅いという結論に至ったのである。


その後も下町ボブスレー側はソリの改良を進めたが、最終的にはスピードの観点とレギュレーション違反に抵触する懸念があるという観点から不採用が決定したのである。



昨年12月にBTC社のソリに乗り換えさせた黒幕は、ジャマイカ代表のコーチとして就任していたサンドラ氏である可能性が高いと考えられている。


サンドラ氏は、BTC社のアドバイザーを務めており、昨年12月にジャマイカ代表のコーチとして就任しているため、タイミングとしても辻褄があうのである。


結局、サンドラ氏はジャマイカ代表が滑走する数日前にコーチ辞任を電撃発表し、ジャマイカ代表は20チーム中19位と低迷した結果となってしまったのである。



3️⃣学び

・良いもの作りだけではダメ、政治力も必要


・世界大手のビジネスの進め方



4️⃣感想


今回の放送で、下町ボブスレーの技術力は高く、世界のボブスレー関係者から一定の評価が得られているということがわかりました。


その上で、世界大手のメーカーに立ち向かっていくためには、技術力だけではなく政治力も必要であるということを学びました。


世界のメーカーから脅威と思われれば思われるほど、政治力で潰される可能性が高まるため、それ相応の政治力を養わなければならないのだな、と感じました。


ではでは