応援しながらバスは 進む
第一関門の 52キロ三段峡に
標高1000以上の所もある
バスでさえ エンジンが苦しそうな音を 出す
まだ上る 上る 上る
急な坂に
「え~・・・この坂で大丈夫?」
あちこちで 家族を心配する声が上がる
ここで トップランナーを 追い越す
速い速い
軽い軽い
2位のランナーさんとかなり離れている
みんなで 名前で応援
上りきったと思ったら すぐ下り
足。。。大丈夫なんだろうか。。。
バスが 6時半に出発して3時間以上経っている
だんだん バスの中の雰囲気が 変ってきた
旦那さんが出場してる人 奥さんが出場してる人 息子さんが出場してる人
県もバラバラ
だけど 同じ目的をもった人たち
連帯感が出てくる
気がついたら みんなで 話をしていた
自分の家族は フルこのくらいのタイムで 最近は この大会に出た
とか 練習量は これくらいとか お勧めの大会は こことか
みなさんのご家族 もちろん 私より ずいぶん速い方ばかりだし 勉強させていただきました
ご自分が走られない方も 一緒に楽しんでらっしゃるんです
「へぇ~あの大会が良いの?じゃあ 奥さんに ここを是非 完走してもらって あそこの大会出たらって
言おう」
みたいな 会話
なんだか すごく素敵
1人だけの 走る 趣味を 家族で楽しんでる
私は 人見知りなので(ホントですよ) バスツアーどうしようかと思ったけれど 参加させてもらって
良かったなぁと 思った
ご縁は どこに転がっているかわからない
第一関門
白く小さく見えるのが ランナーさんの荷物
ここで着替えたりできるらしい
三段峡観光が 終わって家族を待つ
バス出発の時間まで 自由時間なのに みんな同じ場所で
みんなの家族を 心配しながら 待つ
どんどん到着するランナーさん
どんどん到着する 家族ランナーさん
ツアーで最後の1人になった私
皆さんが 励ましてくれる
まだ時間あるから大丈夫
旦那さんの表情は余裕があったよ~等々
ほんと ありがたい
関門時間1時間前だったかな
旦那さん到着
思ったより元気そう
旦那さんを 送り ツアーの人たちの所に戻る
「良かったね~」
「どんな 感じ~」
「次の 関門もこの時間なら 大丈夫」
みなさんから 声をもらう
数時間前に 出会ったばかりの人たちとは 思えない
ありがたいなぁ~
走れなくなっても・・・ こうやって「走る」事を共有する事で 楽しめるんだ~
心が ふーっと 軽くなったような気がした