保健師なのに一億円稼いじゃった

保健師なのに一億円稼いじゃった

平凡な保健師が突然病院のケースワーカーになった。日々持ち込まれる難題に奮闘しているうちに、病院に毎年一億円の利益を産み出させることに成功した。そしてその先にあったのは、真実の幸福だった。
筆者の経験に基づく実話です。登場人物や場所は架空のものです。

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公務員です。

保健所勤務になって4年経ちました。

保健師になって31年です。

県庁を退職しようと決心しました。


今日異動発表がありました。

自宅から、多分5~60キロ離れた場所に転勤になりました。

後輩に先を越されて、ようやく課長に昇進しました。

でも、昨年から、保健師の仕事を続ける意欲がなくなっていました。

年末に、来年課長になるように推薦したいと上司から言われ、一旦は辞退したのですが、

「どうせ来年は異動対象になるのだから、課長でも平でも同じだよ」と言われ、退職の決心が固まっていなかったので、しぶしぶ承知しました。


結果、本日の異動となりました。

「私、そんなに遠くまで通わなければならないのですか」と課長につぶやいたら

「そんな事を口がさけても言ってはいけない。ありがとう、といっておきなさい」と窘められました。

57歳の保健師が53歳の保健師に言う言葉です。

また、別の57歳の部長に対し「課長に昇進できたのは、上司のおかげです。」と話したら「あんた、そんな事を言うもんじゃない。あんたが昇進できたのは、私たち保健師全員のおかげやで。」と窘められました。


組織というものは、個性など不要です。

人間ではなく、歯車のひとつとしてしか存在を認めません。

歯車をやめようとすれば、他の歯車は全力で阻止にかかります。

なぜなら、歯車のひとつひとつが自己の存在を否応無く見つめさせられることになるので、

それは歯車にとっては脅威以外の何者でもないからです。多分、歯車として生きている人たちには

本能的にわかってしまうのでしょう。


今年、歯車からの脱出を図ります。

有形無形の阻止行動が現れると思います。

私自身の中に存在する、変化へのl恐怖、自立への恐怖との戦いになると思います。