-Magic Note-

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小説を書いていきます(*´ω`*)
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~ONLINE...~

「ふぅ・・・」(ブラウニー)
「おかえり」(魚頭)
「ただいま」(ブラウニー)
「これでOK。私がアップデートされたから、もう犯罪者じゃないし、兵隊にも追われない」(よもぎ)
(そうゆうことか・・・)(ブラウニー)
「よし、ギルド作りに行こう」(よもぎ)


~都・ロカトス~

「杖に書いてあったのは?」(ブラウニー)
「あれは子供たちがかっこいいって作った遊びみたいなもんさ」(よもぎ)
「へぇ・・・」(ブラウニー)



~ギルド役所~

「ギルドを作りたいんですけど・・・」(ブラウニー)

役所の中に入ると、ピンクの髪をボブにカットした、制服を着た女の人がカウンターに立っていた。

「いらっしゃいませ!ギルド作成のために必要な人数はそろってますかー?」(役員)
「8人です」(ブラウニー)
「はい、5名以上ならOKです!では、名前を考えてください!」(役員)
「えっと・・・」(ブラウニー)

必死で考えているブラウニーに、よもぎが提案する。

「チョコレートブラウンでいいんじゃない?」(よもぎ)
「じゃ、じゃあ・・・。ちょ、チョコレートブラウン・・・で・・・///」(ブラウニー)
「プッwwwwwwwwww」(役員)
「なっ!!///」(ブラウニー)

周りにいたプレイヤーも、クスクス笑い出す。
ブラウニーは恥ずかしくなり、よもぎの後ろに隠れた。

「それでは・・・wwえっと、マスターはブラウニーさん。デプティマスターはどうしましょう?」(役員)
「あ、よもぎちゃんで・・・」(ブラウニー)
「逆のほうがよろしいと思いますが。(真顔」(役員)
「このバカでいいですよ」(よもぎ)
「はぁい(*´ω`*)」(役員)

カタカタとキーボードをうって手続きを進めていく役員。

「・・・(´;ω;`)」(ブラウニー)
「では、マスター・ブラウニーさん。デプティマスター・よもぎさん。平は、ハコさん、にとろさん、魚頭さん、テムさん、しじみさん、鹿尾菜さんでよろしいですか?」(役員)
「はい」(ブラウニー)
「少々お待ちください」(役員)

役員は役所の奥に入っていった。

「バカはないでしょぉ・・・」(ブラウニー)
「バーカ」(よもぎ)
「きゅう・・・」(ブラウニー)
「お待たせしました。チョコレートブラウンのギルドマークが完成しました。
ギルドイベントに参加するときは、必ずこのバッチを胸につけてください。
武器にも彫刻いたしましたので、ご確認ください」(役員)

チョコレートブラウンのギルドマークは、ハートマークのチョコレートがドロッと下に向けて溶けていて、真ん中のリボンにchocolate brownを書いてある。

「これ、ポタポタしてるのに、余白とかでバッチはつながってないんだね」(ブラウニー)
「浮いてるね・・・」(にとろ)
「特殊な力を持っているので、そこだけ取れることはありません。えっと、ギルドの人数は上限で30人ですが、8人でもよろしければ、このままお帰りください。募集する場合は、そこの掲示板に募集文を掲載してくださいね!」(役員)
「ふぁぁ・・・。シャワーきもちいー!!♪」(よもぎ)
「はぁ・・・」(ブラウニー)
「覗いたら殺すわよ!!」(よもぎ)
「わ、わかってるよ!!///外で入ったら風邪ひくよ・・・?」(ブラウニー)
「外で入らせてんのはどこの誰よ」(よもぎ)
「悪かったって・・・」(ブラウニー)

ベタベタになったよもぎは、簡易シャワーバスでくつろぎ、ブラウニーは林檎を拾っている。

「・・・・・・・・・」(よもぎ)
「え?」(ブラウニー)

突然声をかけられるが、シャワーの音でかき消される。

「なに?」(ブラウニー)
「何でもない」(よもぎ)
「(´・ω・`)・・・?」(ブラウニー)





~ギルド・ドラゴン~

「そうだ、ちゃんと想像したの?」(よもぎ)

林檎をたくさん拾い、一旦帰ってきた2人は、地面に寝転がっていた。

「・・・それがね、ちゃんと切り倒すイメージはしてたんだよ。でも、発動しようとしたら・・・。なんていうんだろ?誰かが入ってきて、想像を変えたって言えばいいのかなぁ・・・」(ブラウニー)
「ん・・・。ちょっと杖を出して?」(よもぎ)

ブラウニーはよもぎに杖を渡す。
光属性の杖を見て、よもぎは座り直した。

「ぁ・・・。お前、光属性の回復タイプなんだな。だから刈り取られた林檎の木が育ったんだ」(よもぎ)
「え?」(ブラウニー)
「マスターストーンが緑色になってる。魔道にもタイプがあって、杖には石をはめ込むとこがあるだろ?これとおんなじように。マスターストーンじゃなくても、魔導石とか。
石が赤色なら攻撃タイプ。青色なら防御タイプ。緑色なら回復タイプだ。
私は赤だから攻撃タイプ。お前は緑だから回復タイプだな。
タイプは一回魔法を使わないと分からないんだ。未使用のストーンは白色だからな」(よもぎ)
「へぇ・・・」(ブラウニー)

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「おかえり。魔法の使い方はちゃんと教えた。でも・・・こいつは回復タイプみたいだ」(よもぎ)
「回復なのか、お前!」(ハコ)
「アップデートが終わったら、ギルドを作りに行こう。防御タイプの魔道士を見つける」(よもぎ)
「アップデートするの?」(ブラウニー)
「うん、お父様に頼んでおいたから」(よもぎ)
「・・・・・・?」(7人)

全員が急に白い光に包まれる。

『アップデートが発生しました。再起動してください。アップデートが・・・・・・-----』




~OFFLINE...~
「ん・・・」(???)
急にベッドの感触を背中に覚えて起き上がる。
氷室真、17歳。京都府立剣崎高等学校の生徒である。

「ここは・・・。あ、俺の部屋か。アップデートだったな」(真)

めんどくさそうにマウスをいじり、アップデートを開始する真。
アップデート中の文字の羅列を、暇そうに見つめる。
『-%25%9よもぎ%*0*****』

「よもぎ・・・ちゃん・・・?」(真)

真の目に止まる、3文字のひらがな。
-----アップデートが完了しました。
~森~
「マスターストーンはちゃんとはまってる?」(よもぎ)
「うん。ごめんね・・・買ってもらって」(ブラウニー)
「あとできっちり返してもらうから♪」(よもぎ)
「う、うん・・・(;´Д`)」(ブラウニー)

今日のパーティは、ブラウニーとよもぎの2人。
未だに魔法が使えないブラウニーに戦い方を教えるためだ。
ほかの6人はもうLv.20になっており、Lv.上げにむかってしまった。

「まずは、この木を倒してみて」(よもぎ)

よもぎが杖で木を叩く。細い林檎の木だ。
格闘家なら、手で折れるだろう。

「えっと・・・。イメージして、杖を前に倒すんだっけ?」(ブラウニー)
「うん。杖を前に倒すことは、魔法の発射を意味しているの。マスターストーン特有の動きよ」(よもぎ)
「よし・・・。イメージイメージ・・・」(ブラウニー)

精一杯、切り倒すイメージをし、杖を倒すブラウニー。
ブラウニーの杖からは、確かに魔法が発射されたが・・・。

「木、増えてる!バカ!!」(よもぎ)
「バカってなんだよぉ><」(ブラウニー)
「ちゃんとイメージしたの?」(よもぎ)
「うん・・・」(ブラウニー)

カサカサ・・・。

「「ん?」」(ブラウニー・よもぎ)

ドサドサドサ!!

2人の足元には、大量の林檎。
頭には、潰れた林檎。

「ご、ごめん・・・」(ブラウニー)

ドスッ!!

「うゲぁ!!」(ブラウニー)
「ねぇねぇ、お兄ちゃん!魔術見せてー(`ω´*)」(子供)
「えぇ!?お、お兄ちゃんまだ弱いんだ・・・(´Д`;)」(ブラウニー)
「Lv.2のゴブリンに負けちゃうんだよーww」(にとろ)
「えー・・・。お兄ちゃんチキンなんだね!」(子供)

足をバタバタさせながら、男の子が笑った。

「チキンじゃないよぉ><;」(ブラウニー)
「チキンチキンー」(よもぎ)
「よもぎちゃん!?ってかチキンじゃないし!」(ブラウニー)
「クスクス・・・」(よもぎ)
「むぅ・・・。(笑ってる・・・。)」(ブラウニー)
「そんなことよりお前ら。ギルドを作る気はない?」(よもぎ)
「へぇ?」(7人)

7人が間の抜けた声を出す。
よもぎが、担いでいた袋をドサッと床に置く。

「お前らは弱い。Lv.上げがしたいよな?私は十二神ダンジョンに行きたい。
でも、それにはLv.40以上の奴らが必要だ。私はいくらでも待つ。どうだ?」(よもぎ)

7人は顔を見合わせる。
数分後に戸惑いながらも頷いた。

「よし、じゃあお前がマスターだ」(よもぎ)

袋をガサゴソとあさり、よもぎはブラウニーに杖を投げた。
杖を受け取ったブラウニーは、すぐに杖を落とす。

「いってぇ!!」(ブラウニー)
「お前のLv.が1だからだ。それはLv.10用だ」(よもぎ)
「じゃあ渡すなよぉ(´;ω;`)」(ブラウニー)
「頑張って筋トレでもしてろ」(よもぎ)

それから、日本刀・鎌・爪・剣をそれぞれに私、丁寧に使い方を教えるよもぎ。
魔術でモンスターを出現させ、戦い方も教わった4人は、さっそくダンジョンに出かけた。

「んー、お前は問題外だな」(よもぎ)
「ひどいなぁ・・・」(ブラウニー)
「スキルを使えない魔道士なんて聞いたことないぞ」(よもぎ)
「だって・・・」(ブラウニー)
「お前にはマスターストーンが必要だな」(よもぎ)
「やっぱりお前の杖についてたのはマスターストーンか。どこから盗った?」(ハコ)
「え・・・?」(ブラウニー)
「城の一番上にあった。すごい厳重な警備だったよ。でも今はここにある」(よもぎ)

よもぎは、自分の杖についている真っ赤な石を見せた。

「これがあれば何でもできる。プレイヤーは作り出せないが、思っただけで魔法が使えたりする。
いちいちスキルを使う必要もないしな」(よもぎ)
「でも、1つしかないんでしょ?」(ブラウニー)
「ちゃんと聞いてたのか?なんでもできるんだ。これでマスターストーンをもう一つ作ることもできる。模倣品だから、元の力よりかは弱いけどな」(よもぎ)

得意げに話すよもぎに、ハコが疑問をぶつける。

「お前・・・一体何者なんだよ・・・」(ハコ)
「ナーヴギア開発チームの1人の娘」(よもぎ)
「「え・・・?」」(ブラウニー・ハコ)
「もちろん、SAOもやったわ。私は闇騎士だったから、あの有名な"キリト"と"アスナ"とは敵対していたけどね」(よもぎ)
「じゃあ、もっと前からこのゲームを?」(ハコ)
「うん。1週間前からずっとここにいる(よもぎ)
「Lv.が高いのはそのせいだったのか。ここに缶詰なのか?」(ハコ)

よもぎは少し困った顔で答える。

「Lv.MAXになるまでは、あっちでは植物状態かな」(よもぎ)
「ひどいな・・・」(ハコ)
「私が言ったことだし」(よもぎ)
「だから早く十二神ダンジョンに行きたいの?」(テム)
「うん。あそこにはエネルギーの果実があるでしょ?あれをたくさん食べれば、すぐLv.MAXになって、きっとここから出られるわ」(よもぎ)
「急がないとな・・・」(ハコ)
「・・・・・・」(ブラウニー)
「それで、結局なにしにきた。終わったなら帰れ」(よもぎ)
「もう夜遅いし、泊めてくんねぇ?」(ハコ)
「夜明けまでログアウトして飯でも食ってろ。ゲーム廃」(よもぎ)
「え?こっちの時間と反映されてないの?」(ブラウニー)
「メルハ(メルティアアットハーツ)の1日は現実では4時間。1時間くらいログアウトすれば夜明けだ」(よもぎ)

よもぎは子供たちに視線をうつす。

「それかコイツ等と遊んでやれ。客なんて初めてだから」(よもぎ)
「よもぎちゃんは遊ばないの?」(にとろ)
「私は食べ物を買ってくる」(よもぎ)
「俺もついていくよ!」(ブラウニー)
「お前嫌い」(よもぎ)
「(´・ω・`)」(ブラウニー)



~市場~

「結局ついてきたのか」(よもぎ)
「ダメ?」(ブラウニー)
「荷物持ちになるぞ」(よもぎ)
「いいよ」(ブラウニー)

昼間の光景はなくなり、市場はガラリとしている。
チラホラ見える店は、闇市である。
よもぎは1つの店で立ち止まった。

「ドリットー?いないのー?」(よもぎ)
「いるよ、ここに・・・」(ドリット)

小さな店の地面から、1人の大柄な男が立ち上がる。

「また寝てたのね・・・」(よもぎ)
「眠いから・・・」(ドリット)
「これからお客がわんさかなのにー?」(よもぎ)
「どうせ俺の店にはこねぇよ」(ドリット)
「わーたしー♪」(よもぎ)

2人が話している横で、ブラウニーが疑問の表情を浮かべる。

「ねぇ、よもぎちゃんって、この辺のことに詳しすぎない?」(ブラウニー)
「え?あぁ・・・私の父さん、会社の人で・・・。3日前からメルハしてるのよ」(よもぎ)
「だからか・・・」

2人の話に入ってこれなかったドリットは、眠りを邪魔されたイライラで口を開いた。

「で?要件は?」(ドリット)
「あ、そうそう。これを売りに来たんだ」(よもぎ)
「あ?」(ドリット)

よもぎは紅色のキラキラした石を渡した。
顔ほどの大きさの手入れされたルビーだ。

「すっげぇ・・・。1億Gold!」(ドリット)
「1兆」(よもぎ)
「えー・・・」(ドリット)
「・・・100億」(よもぎ)
「よし、それでいこう!!」(ドリット)
「・・・・・・」(ブラウニー)

ブラウニーは嫌な顔をしたが、よもぎには見えず、100億Goldは取引されたのだった。



~ギルド・フィナンガル~

「飯つくるか」(よもぎ)
「おかえりぃ---------!(≧ω≦)」(子供達)
「な、なにしてるの?」(ブラウニー)

にとろ・魚頭・しじみ・鹿尾菜が、6人の子供を背中にのせて腕立て伏せをしている。

「Lv.上げ・・・っ」(にとろ)
「みんな腕使うもんね・・・(;´Д`)」(ブラウニー)
「これでLv.上がるなんて思わなかった」(テム)
「せやな」(ハコ)

ドスンッ。

「え?」(ハコ)
「あぁ、悪い。荷物がな」(よもぎ)
「なに買ったの----------!!(≧ω≦)」(子供達)
「ん?お前らのじゃないぞ」(よもぎ)

クリーム色の袋を端っこに置き、茶色い袋をひっくり返す。
中からは食材が出てきた。
よもぎは杖を食材の上でグルグル回し、『クック』と唱えた。

「まぶしっ」(7人)

白い光が放たれ、消える頃にはシチューのいい匂いが漂っていた。
シチューが入っている鍋の隣には、大きな皿にたくさんの切られたフルーツがおかれている。

「すげぇ・・・」(ハコ)
「ご飯できたよー!」(よもぎ)
「は---------い!!」(子供達)
「幼稚園みたい・・・!」(鹿尾菜)
「すごいなぁ・・・」(ブラウニー)

大理石がキラキラしている床に座って、シチューを頬張る子供と7人。
よもぎはクリーム色の袋を持って、どこかへ行ってしまった。