一見丸く収まったかのように見えた大バトルの翌日。

 

 

私達の車で義両親とランチに行く予定だった。

 

 

その日義母の機嫌は始終曇りで、ほとんど口をきかなかった。

 

 

レストランに着くと普段は食い意地の張っている義父が、

 

 

「ワシはランチは要らん。」

 

 

と言った。

 

 

「腹の調子が悪いし、たまには抜くくらいの方がいいんじゃ。」

 

 

どうも様子がおかしい。

 

 

義母がいなくなったタイミングでダンナが義父を問い詰める。

 

 

どうやら夜通し義母から私の悪口を聞かされ眠れなかったらしいドクロ

 

 

「ケンカはいかん。」

 

 

「ケンカで得るものは何もないんじゃからな。」

 

 

まるで私がケンカを吹っ掛けたかのように言う義父。

 

 

おそらくまた義母が自分に都合のいいように話を作って義父を一晩中洗脳したのだろう。

 

 

今まで私からケンカを仕掛けたり、義母を批判したことは一度もないのに!

 

 

たまりかねてダンナと一緒に義父に本当の事を話すと、義母に洗脳されていたことに気づいたのか

 

 

「そうじゃったのか・・・」

 

 

やっとの様子でそう呟いた。

 

 

その後KYがどうやってボスを説得したのかは分からないが、私達がキャンベラを去るまでにはボスの機嫌もなおっていた。

 

 

今回の一件で、しばらくはダンナ一人でキャンベラへ行ってもらうことに決めた。

 

 

義母と会うのはしばらく先になるから、当面は大騒ぎにならなくて済みそうだ。

 

 

・・・と思った私は浅はかだった。

 

 

そんな単純に行くハズないのに。

 

 

半年後、義母の誕生日のためにキャンベラへ1人向かったダンナに、ボスが攻撃するとは思いもよらなかったのである。

 

 

・・・・・・・汗

 

 

 

あのしつこさ金メダル!

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