ダンナの酒癖?の悪さは以前にも書いたのですが

普段はそれほど弱い訳でもないのに

仕事で飲みに行くと、ほとんど記憶ない状態で帰ってくるのです。


後になって、ダンナの実家で飲んでいて気づいたのですが

ダンナにとっては親兄弟であっても「接待すべき存在」のようで

お義兄さんが、寝室で寝るまでは自分はしっかりしてるように振舞うのです


つまり…

酔ってるくせに、酔ってないという暗示をかけてるかのような状態。

『接待すべき相手』が無事に帰ると、

緊張の糸がほぐれ、途端にヘナヘナになってしまう。


自宅にいる分には、すぐソコに寝てもいいので気にしなくていいんですが

外に出てその状態になると大変な事になってしまいます。



結婚当初、私自身もだらしなく、家事がきちんとこなせない事にも不満をもっていたダンナは

平素は何も言わないのに、酔ってる状態になると不満を漏らすようになりました。

きちんと帰宅して、ならいいのですが

まずきちんと帰ってこれない。


途中どこかで転んだりして、そのまま寝てしまい

気づいてフラフラと歩いて帰ってみたり

団地の違う階の家の前で寝ていたり…


真冬にそれをされた時は、気づくのがもう少し遅ければ

救急車呼びそうな状態でした。

探して見つけて、家に連れていくのがまたひと苦労で


近くまで帰ってきているのに、帰りたくない、家は嫌だの一点張り。

やむを得ず、それなら実家へ帰るか?と言っても

それも嫌がる…

寒さに歯がガチガチ言う頃になって、ようやく家に連れ込むと

不満をたらたらと漏らす。



翌朝になると、ケロっとしていて、不満はないなどと言う・・・



結局、酔っていないときのダンナは、争うことが嫌いで

逃げてばかりいるんです。

でも、本人にはその自覚がない…



私自身も改善するようになり、あんなに酷いことはもうだいぶ無くなったけれど

いつまたあの状態になるのか、考えると本当に怖くて

生きて帰って来れなくなったらどうしよう、と

飲みに出るたびに心配が絶えないのです。。



そしてこの私の不安が嫁姑バトルの引き金になるのです。

結婚前から、言われてはいたのですが

ダンナは慣れるまでは例え嫁の親であっても緊張するというのです。


多少の緊張は私にもありますが

嫁は覚悟が違うので、早く馴染もうという気持ちの方が強く

緊張している余裕がないくらい。



当初から、ダンナの実家へ行っては

台所の手伝いをしたり、お義母さんとお話するようにもしていたし

自分なりに気を使いながらも(この自分なりに、というのが後々大変な事になるのです・・・・・)

長く付き合う人だからこそ、言いたい事は言うようにして

裏表を見せないようにしていこう、と思っていました。

タメ口ってほどじゃなくても、敬語ばっかりじゃないように

でも、敬ってるのは分かってもらえるように

そーいうのは態度で示して行こう、と思っていました。


ダンナの方が実家に帰りたがらなくて、

私が行こう行こうと誘ってたくらいでした。




で、ダンナの方は、というと…


私の親に慣れる?までに時間がかかる・・・

私の実家に帰っても、緊張し続けて会話ができない。

早く帰りたがる。


ある時はついに、実家の手前まで行って


「お腹痛い…(緊張で)」

「行きたくない」

「帰りたい…」

「お願いだから帰らせてくれ…」


実家まで、後3分くらいの所で切実に言われた時は

本当に悲しくなり、もうどうでもいいや…と

最寄のショッピングセンターへダンナを降ろし、

私だけ実家へ帰ったこともありました。



また、結婚式はしなかったものの

私が小さな頃からお世話になってきた親戚達に

ちゃんと紹介したかったのと、新婚旅行(といっても2年目に入ってましたが)の為に、と

関東へ旅行した事がありました。



この時も、ダンナは緊張しっぱなしで、イライラしまくり…

電話連絡の為に、ちょっと離れた事で怒ってみたり

帰るタイミングをつかめず、ちょっと長居すると、それを怒る…


さらに別な親戚宅へ向かった電車の中。

話しかけても一点を見つめて固まってるダンナ…

緊張による胃痛もピーク


会って話してしまえば、それなりに馴染む事もできるものの

私の親戚も何箇所かに集中していて

再び別な親戚宅へ行っての帰り道。

最寄駅まで送ってくれた従兄弟が、

話に夢中になって、道を一本間違えた為に

遠い駅まで連れられて行った事で、ダンナの怒りがピークに!




その夜のホテルで

「俺は知らない人に囲まれてるのに、

ちゃんと俺を紹介もしてくれないし

会話しやすいように、話題もふってくれなくて

どうしていいか分からない上に

なんで帰り道間違うわけ???

早く帰りたいのに、帰してもらえないってどういう事だよ!」



まてまて…

紹介ならとっくにしてるやん?

私のダンナで職業はどんなんしてて、親戚についても

一通り説明はしてある。

これ以上何を紹介してやればいい??


いい大人が、会話しやすいように話題ふれったって

お互い久々に会ってるし、それなりに話すこともあって

でも、ダンナが割り込んでこれるようにもしてたのに

乗ってこなかったのは誰だ???

営業もしてるくせに、なんで出来ない??

おこちゃまですか????????




そもそも…

ダンナの実家にはお盆だけ、都心に勤めているお義兄さん夫婦が来るけれど

あなた、

私が会話しやすいように、

話ふってくれた事ありました????


自分がしてこなかった事を、私に求めるのってどうなの?



大体…

みんな私の大事な親戚だし

道間違えたのはわざとじゃない

それを勝手な理由で怒って、悪口みたいに言われるのは不愉快


私は、ダンナのお義母さんを自分の親と同じようにか、

それ以上に大事にしようとしてるのに

あなたは、私の実家に行きたくないとか言うし

親戚の家に行く旅に、嫌そうな顔をして緊張までして…

そんな様子を見て


私がどれほど悲しいか、あなたわかってるの????


付き合って1年。

結婚して2年目…


初めて本音で喧嘩をしました。



結婚を決めた当初からそうでしたが

ダンナは


人の気持ちを自分なら…と置き換える事が出来ない人で


説明すれば分かるのに、自分勝手な怒りを相手にぶつけるのです。



泣きながら、気づいたら自分の手を爪で掻き毟っていた私に気づいて

ようやくダンナは自分のしてきた事に気づいたようでした。



言えば分かる人であったのがせめてもの救い

1歩間違うと、旅行先で離婚てことになり兼ねない事件になってしまいました。



親戚付き合いを経て、人との付き合い方を、

ダンナは三十路を超えて、初めて学び始めたようです。

ダンナの怪我が治まった頃、両家の顔合わせをすることになりました。


結婚式はしないことにして、二人がよくいくお寿司屋さんに予約を入れ

私は両親を、ダンナの方はお義母さんとお義父さんの弟の奥さん(ほぼ他人)を連れてくることに。


この結婚式をしない、というのも

私は田舎の公務員の娘な為、結婚式をすることになると、

親戚・友人・近所の人・親の友人・親の仕事関係などなどで

招待客300人とか当たり前に呼べてしまうのと

ダンナの方は、そもそも親戚付き合いがないため、親類、職場関係者合わせても30人前後

と言われた為、バランスが取れないのでやめる事にしたのです


親戚だけの顔合わせ程度の結婚式、というのも考えましたが

今度は私の親類が遠方に集中している為、交通費・宿泊代等考えると

しない方がいい、という事になりました。


で、親同士だけ顔合わせをし、その場で婚姻届に記入



ところでこの親同士、というのに

なぜかほぼ他人な親戚のおばさんご招待・・・


表向き、お義母さん一人だと寂しいから、という事でしたが

色々な事が起きた今になって考えると

父親がいない事で、嫁側にバカにされない為の見栄であった可能性が高いのです。



お義父さんが亡くなって以来、お義母さんの被害妄想も含めて

随分といじめられてきたらしく、形だけでも父親の親戚のバックアップはあるフリをとった感じが・・

(これは、私の思い過ごしかもしれませんけどね…)


で、このお義父さんのは健在なんですね。

ただし…ほとんど付き合いがなく、たまたまダンナ幼少の折、

近所の塾へ通い始めたところ、その奥さんである、親戚のおばさんが先生で

その時親戚なのが分かったというくらいの関係・・・・



でもおじさんとの交流はほとんどなく

おばさんとは一緒に習い事をするなど、親しくしている様子。

なので

親戚を連れてきた、というより友達を連れてきた、と言った方が正しいわけです。



私の親戚でも付き合いたくないような人は数名いたし

そのせいで大変なトラブルもあったけれど

ものすごく近所に住んでるくせに、お互い気づかないような親戚関係というのはなくて。

親同士の兄弟も親しくしているし、兄弟姉妹の姻戚とも、一通り見知っている状態。


親戚同士は何かの時は助け合うものだ、と教えられたわけではないけれど

親を見ていると、そう確信できるも部分もあって

こんな田舎で、こんなに希薄な親戚関係もあるんだなぁ…と不思議に思いました。


嫁としてはラクですけどね。

ダンナがうちの親戚と仲良くなってくれれば、さらにヨシ。ですが。


両家の顔合わせは終わったものの

こーした人間関係の築き方のせいで、

結婚後大変な思いをすることになるのです。

交際開始して1年後、結婚することになった私達。


結婚に向けて、一旦仕事をやめ、派遣の仕事するようになったワタシ。


時間に余裕もある為、彼が飲み会の日に迎えに行って、アパートへ泊まらせたコトがありました。

ちなみにダンナはお義母さんと同居。お義父さんは彼が高校時代に亡くなってます。



携帯で連絡を取りながら、迎えに行ったものの

激しく酔っていたダンナは、自分がいる場所も説明できず、場所を指定しても理解できない状態。

そのくせ、がダンナを見つけられないと怒り出し、もういい!!と逆ギレ…

たまたま車の横を通りがかってくれたので、どうにかなだめて車に連れ込んだものの

こんな様子を見たのは初めての事でした。


しかもその夜…


アパートのロフトで寝ていた私達でしたが

夜中にドサッと鈍い音…



トイレに起きてロフトから落ちました・・・

泥酔状態だった為、痛みも定かでなく

とりあえず頭は打ってなさそうだったので、用を足し、ロフトへ戻り

翌朝、休みの彼を置いて私は仕事へ行きました。



ところが途中、彼から電話。

足がおかしいとの事、


すぐに病院へ行けばいいのに、とりあえず私に仕事を早退させて実家へ…

これがお義母さんとの初対面となりました。


保険証を持って、すぐに病院へ。

休日の為、はっきりしたコトは分からないが

骨に異常が見えなかったようで、一旦戻りました。



で、彼が心配だったので私の方から言おうとは思っていたけれど

お義母さんが

「みんさん、今日泊まっていくわよね?」


あれ??

初めて会った息子の彼女、そんな簡単に泊めちゃうんだ。


ウチの実家は厳しくて、お泊りが許可されたのって高校卒業してからでした。

なので基本的に人の家に慣れません。


お義母さんとは“合わない”


この時点で直感しました。




さて、後日ダンナの足は実はヒビが入ってたコトが分かったわけですが

松葉杖を必要とするはずが、1日使っただけでやめたらしいです。


こーいう基本的なコトを、面倒だ、と省略すると骨がうまくくっつかなかったり

後々になっても、時々痛むコトになるのに

お義母さんは息子のしたいようにさせるだけ…


ほんとに息子の事思ってあげてますか???


こんな疑問も出てきたり・・・・



そもそも、歯がホントにスゴイんですよ。

私も歯医者は嫌いですが、ダンナのは痛いを通り越して、腐って痛みがなくなってる状態。。。


お義母さん???


お金ないなら、総入れ歯にならないようにこまめに治療させましょうよ。

行きたがらないし、言ってもきかないというのは

明らかに、幼少時から

息子のいいなりにしてきた証拠!!

その歯が、相手にどんな印象与えるのか、とか

自分の服装とかはすっごい気にするくせに

息子の事はお構いナシってどーなの???



歯止めの利かないヨッパダンナ

そして息子の躾がきちんと出来ていない母親…


少し不安が沸いてきました。


初対面の日、お互いの仕事が終わってからの待ち合わせだったものの

ワタシの仕事が長引き、待ち合わせ時間にどうしてもいけないことに…


途中、初めて電話をかけて遅れるコトをお詫びして

さらに2時間ほど…



申し訳ないと思いつつ、どうしても仕事が終わらなくて

さすがに待ちきれないだろうな…と思いつつも

電話をすると待っててくれてる。。


どうにか仕事を終わらせて行ってみると

怒るでもなく、普通に接してくれる。

非常に優しい人、という印象を受けました。


ただ、容姿は結構微妙(^▽^;)

人の事は言えないけれど、髪が薄いのはまだしも、歯が欠けまくってる!!

虫歯をほっといた結果ってのは、すぐわかりました。

目が悪いせいか、目つきもそれほどよくはない。

けどまつ毛が長くて、かわいらしさもあったり。


話すと会話は弾むし、トータルでの印象は悪くない

けれど付き合いたいか?と言われるとちょっと微妙。


出会い系で実際会った人は、結構沢山いたんですが

一度会って、自分には合わないな…と思うと

会った直後「今日はどうもありがとう^^」とメールはするけれど

その後は無視。


メールのやりとりすら止めてしまうのが普通でした。


でもなぜか、ダンナに対してはそれが出来なかったんです。


同時期に数名メールしてる人はいたけれど

それで会いたい人や、付き合いたい人もいなくて。

ダンナもデートには誘うけれど

「付き合おう」とは言ってこない。


なんだか煮え切らなくて、

ある日「どうしたいの?」と詰め寄り

「付き合いたいと思ってるけど…」

どうやら、女性と付き合うまで、ある程度の時間を置いてきた人らしい。

ワタシはいいと思えば、それですぐ付き合えてたので

なんだかペースが違うんだなぁ、と理解しました。



結局それがきっかけになり、お付き合いスタート

でもこのダンナ…結構クセ者でもありました…