大人になるまで一歩も
日本から出たことがなかった私。
京都以外に住んだこともなく
海外というのは宇宙レベルに未知の世界でした。
そんな私が初めていった海外は
オーストラリア。
大学で短期留学のパンフレットを見て
とにかく行ってみるしかない！と
語学学校＋ホームステイがセットになった
1ヶ月の短期留学プランを申し込み
ついに初めての海外に飛び立ったのです。
ホームステイファミリーの情報を先にもらっていて
5歳・9歳・11歳の子供と祖母・両親の6人家族と聞き
想像が膨らむ、膨らむ。
当時、私の英語力は
「ハーワーユー？アイム ファイン、サンキュー！」
が限界だったので
英語をしゃべる子供が3人もいる！
毎日外国の電車で語学学校に通う！
もうそれだけで鼻血が出そうなくらい
その頃の私には想像しきれない世界でした。
そして
「外人はみんなハグで挨拶をする」と
思い込んでいた私。
（ちなみにヨーロッパの挨拶は頬にキスをしますが
フランスなら2回、スイスなら3回と
国によって回数が変わります）
降り立ったのはオーストラリアのブリスベン。
空港に迎えのシャトルが来ていて
ホームステイファミリーの家まで送ってくれる間
すごく胸が高鳴っていたのを
今でもよく覚えています。
そして到着。
ベルを鳴らしてドキドキ。
ホームステイファミリーのママが家から出てきた瞬間
私は10年会えてなかった家族に再開！！
ってくらいのハグで挨拶しました
その時のママの驚いたリアクション、
今も忘れません(笑)
驚いたものの、
しっかりハグし返してくれたママの優しさ。
友人から友人を紹介されたりする場合、
初対面でもそんな挨拶をすることはありますが
1対1ではじめましての相手は
普通に笑顔で挨拶！ということが一般的で
私がしたようなビッグハグは普通ありませんｗ
そんなところから始まった私の「発見」は止まらず
日本と海外の違いに夢中になっていったのでした