- 会計直観力を鍛える/東洋経済新報社

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<紹介>
押さえるべきは7つの視点、25の数字。
鳥の目×虫の目、フロー×ストック、バランス×スピード、キャッシュ×プロフィット、P×Q、IN×OUT、
VC×FC・・・・・・
「会計直観力養成マップ」でトレーニングを積めば、ビジネスに必要な数字の見方が養われます。
本書に登場する企業:壱番屋(ココイチ)、すかいらーく、ユニクロ、レナウン、ベネッセ、NOVA、ジャパネット、ヤマダ電機、QBハウスほか。
<感想>
想定される読者像としては、会計系に興味のある学生だったり、事業会社で採算管理などをするために財務諸表を理解する必要のある人だったりするのかなあ、と思います。
財務3表が専門用語と数字の羅列にならないように、筆者なりの観点で区分けして解説しているところはビギナーにも財務諸表を読み解く上でわかりやすい。
取り上げられているテーマの中でも、キャッシュ・フロー計算書のできる経緯の話は面白かった。
もともと商売人はプロジェクトベース(ベニスの商人が航海単位で損益を算出して投資家に還元していた)で物事を考えていたから極めてキャッシュベースで採算が見れていたところ、企業の継続性という観点から期間損益を区切るようになった。
期間損益上の利益がキャッシュと乖離するようになって、商売人も投資家も「結局いくら儲かってるの?」という商売の根本的なところがよく分からなくなったことでその隙間を埋めるCF計算書が出来上がった。だそうです。
この著者はまた日系企業の文化に根ざした企業活動を大事にしないといけないと思っているようで、短期の投資回収算出に向いているIFRSの導入にはとても懐疑的。
僕自身の経験からしても、日本の会社は割と方針が決まったら前習え的なところがあって、システマチックに形だけ取り入れることが多いんじゃないかと思う。
ERPみたいなハコものシステムもそうだけど、ハコだけ作っても中身の運用をちゃんと理解して、自分の会社の見せ方をちゃんと準備しておかないと結果的に今までのアウトプットとはまったく違った見え方をすることになってしまうんだと思う。
実際そこまでのシミュレーションをすることは難しいし、規模の大きな会社ではよっぽど誰かが魂込めてやらないと、とても片手間でできるようなものではないと思うけれど。
さて、CPA受験生的な観点で言うと、この本で紹介されている原価計算だったり、Price x Quantityとか、そういった論点はBECで勉強したことの具体的な事例として紹介されているのでテキストの知識が現実世界でどう生きているかを学ぶ良い題材だと思います。
財務諸表に苦手意識のある人、全体観しかわからなくて今ひとつもやっとしている人は手にとって見てもよいと思います。
転職活動一発目は、外資系コンサルの「A社」から始めました。
コンサルと言っても、紹介された案件はコンサル案件の採算管理をするミドルオフィス的なポジションでした。
プレの提案内容をコンサルタントと一緒に詰めて、どこまでなら価格の妥協ができるのか、どれだけ利益を生み出せる案件になるのか、といった観点から提案内容にもバシバシ踏み込んでいくというお仕事。
フロントのコンサルタントではないが、フロントと同レベルで議論できるだけの知識量が必要ということで、とてもやりがいがありそうでした。
そもそも財務経理でも海外案件でもないこの求人に応募したのは、
そう、、、
練習のため!(キッパリ!)
コンサルと言えば面接も厳しそうだしいい練習台になるだろうと非常に安易に応募しました。
面接は平日定時後の夕方、先方オフィスで実施しました。
相手は応募先のマネージャー男性一名。
会社概要から応募先の部署の紹介、メンバーのスキルセットなど先方サイドの紹介をしていただき、続いてこちらから職歴を説明。
その後ホワイトボードを使って(コンサルっぽいww)、簡単な利益計算テストや、2つの案件収支を見ながらどこに問題があるか~といったことをディスカッションするような面接でした。
僕はアホなことに、簡単な計算ミスを立て続けにしてしまいました。
さらに、面接では過度の自信とポジティブマインドが重要だと分かっていたのですが、「やっていけるようにがんばります~」といった弱腰コメントまで出す始末。
結果、一発敗退。。
でもこれで良かったです。
練習だと思って望んだ面接だったので、弱腰になってはいけないと改めて心に打ち込むことができました。
というわけで一社目は一次面接にてお祈りとなりました。
- 会計不正―会社の「常識」 監査人の「論理」 (日経ビジネス人文庫)/日本経済新聞出版社

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<紹介>
なぜ会計不祥事は後を絶たないのか? 企業と監査人、それぞれの抱える事情と本質的な欠陥を、現場に精通する立場から自らの反省も踏まえ鋭く指摘した話題の書。2011年のオリンパス事件も踏まえ、待望の文庫化。
足利銀行、カネボウなどの事件により解体された中央青山監査法人に所属していた筆者自身が、その経験も踏まえ、日本の会計・監査制度の問題点を鋭く指摘します。
まえがき
文庫化にあたって
第1章 会社に何が起きているのか
第2章 経営者はなぜ会計不正をするのか
第3章 企業の社会的責任は存在するのか
第4章 監査人は何をしているのか
第5章 監査人はなぜ会計不正を見逃すのか
第6章 統制環境をどのように考えるべきか
第7章 不正を許さないシステム
第8章 監査人は会計不正にどう対応すべきか
本文注
<おすすめ読者>
・公認会計士を目指す人
・会計士として活躍中の人
・企業内で監査法人と付き合いのある人
<感想>
・実際にあった会計不正事件について、当時の経緯を著者の解説とともに紹介しているのでとてもわかりやすい。(が分量はとっても多いw)
・企業としてどういう統制を持つべきか、監査人とはどうあるべきか、現状の実態と浜田氏の持論とを織り交ぜて紹介しているので、浜田氏の思う課題や穴がどんなところにあるのかといった現実論が展開されていて読みやすい。
・今まで監査論(AUD)で教科書的に勉強してきたことが実社会では企業活動の中でどうやって採用されているのか。企業はどの程度までできてどこからはtoo muchだと感じているのか、いわゆる実学として監査論を学び直せるところがよかった。
・何より、これから監査法人で働くにあたり、職業として求められる資質や問題意識がふんだんに散りばめられているので良い心構えになる。
・図書館で借りた本なので二度読むことはないまでも、きっと会計士として一回りしてから読んだら違う印象を受けることができる本なんだと思う。

レジュメができたら人材派遣会社に登録しましょ。
どこに登録しても同じか?
担当者によって違うか?
1社に絞るべき?
まずは相談
他の会社にも登録英資本の日系企業、業界では3位くらいだったと思います。
ここの良い所はクライアント企業別に営業担当者が採用担当と転職者と両方の窓口になっているところ。
直接企業と対話してくれるし、採用担当者の直声を聞いている人のアドバイスは説得力があると思います。
結局ここから紹介された日系企業の海外要員案件は内定を戴くことができましたが、その話はまた追々。
・ヘッドハンター
友人の紹介でコンサル系に強い外国人ヘッドハンターを使いました。
ヘッドハンターそのものの良し悪しもあるけれど、彼らを使う最大のメリットはトップダウンに面接を進められるところだと思います。
現に僕もヘッドハンターの紹介で、会計系コンサルのパートナー面接(しかもビル外のカフェでやりました)からスタートし、その後も最終まで進むことが出来ました。
最終面接前に自分から辞退したので内定には至っていませんが、やはり最初に自分の上司になる人に気に入られていれば、残りの面接はいわゆる「確認作業」になっていくんだと思います。
・Robert Walters Japan
個人的にここはとても印象がワルイです。。
なぜならここが得意なのは「外資系企業」のみ。
僕がどんなに「駐在案件」「海外勤務案件」と希望を伝えても、一貫して「日本の外資系企業案件」のみを永遠と送り続けてきます。
しかもJAC同様担当者がたくさんいるので似たような案件がたくさん来て非常にウザい。
転職者の要望がまったく見えていないとはこのこと。
外資系に行きたいならば抱えてる案件は多そうですが、僕にはまっっっったく合いませんでした。
・ビズリーチ
ここは日本語の職務経歴書を作成するフォーマットとして活用させて頂きました。
無料会員だったので応募することはありませんでしたが、僕の先輩は有料会員になって、ビズリーチから海外事業要員の案件で内定を獲得しました。
先輩いわく「有料会員でないとまったく意味が無い」とのこと。
このビジネスの特性から言ってもまさにその通りかもしれないですね。
僕も今度転職することがあれば有料会員にしてみようと思います。
・リクナビNEXT
登録作業がめんどくさすぎて断念。。。
最終的には僕は人材派遣会社を経由せずに転職活動を終えました。
ですが「ひと通り色々試した」という経験は今後に活きるはず、ということで備忘録でした。
勉強したり、本を読んだり、インプットすることは好きだし継続してやり続けることはできるんですが、このブロクを始め得たものを外に出すことに対して「めんどくさい」という気持ちが強い性格みたいです。
今のマイブームは読書で、色々なジャンルな本を読むようにしています。
せっかく得た知識や思ったことも、時間が経つにつれて風化してしまい、気づいたらすっかり忘れてしまうので、アウトプットすることでシナプスを刺激しておけばより長く記憶に残るはず。
苦手だからと放ったらかしにせず、できるところからアウトプットを継続していこうと思います。
先日ポストした読書感想文「基本は誰も教えてくれない日本人のための世界のビジネスルール」はまさにその第一弾です。
継続は力なり、これはUSCPAの勉強でも身にしみて分かっていることなので、必要だと思ううちはがんばりまーす!
- 基本は誰も教えてくれない日本人のための世界のビジネスルール/ディスカヴァー・トゥエンティワン

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<紹介>
もう知らないではすまされない!? これから働く人のための「世界共通」の仕事のルール
世界の人の「仕事のルール」知っていますか?
たとえば、
「ワイシャツの下に下着はつけない」
「会食時はオナラOK、ゲップNG」
「名刺は机に並べない」
「ビジネス交渉は必ず値切る」
「交渉は3~5割増し(引き)から」
「郵便番号で家を選ぶ」
「「給与額は働いてみてから決めてください」はダメ」
「絶対謝らない。言い訳をする」
「ホームパーティーの手土産は「花」か「ワイン」か「チョコレート」」
「履歴書には写真を貼らない」
「接待でも女性は男性にお酒を注がない」
「いつもメイクを怠らずチャンスに備える(女性)」
「行きはヒール、オフィスでサンダルは×(女性)」
「会社帰りのパーティの前は、ジムでシャワーと着替えが普通」
「薄毛になったらスキンヘッド」
「クビになったら転職のときチャンス!?」
「女性の「かわいい」は戦力外」
「ビジネスはすべて「ギブ&テイク」
同じ仕事をするなら、そろそろ世界ルールで働きませんか?
ニューヨークに拠点をおき、世界で活躍する「ベニハナ・オブ・トーキョー」CEOである著者が、5年かかって手に入れた、教科書に載らない世界のビジネスルールに関する知識を、たった3時間で読める1冊にまとめました。
ビジネスの基本は案外誰も教えてくれないもの。
ぜひ本書で世界のどこでも恥をかかない「仕事の基本」を身につけてください。
<おすすめ読者>
・欧米圏での生活の予定がある人
・外資系企業で外国人と働く機会のある人
<感想>
・欧米のビジネスルールの入門本としては◯。一般的によく知られていることから僕自身も知らなかったことまで、筆者の周りで起こった身近な事例とともに紹介されているため想像しやすい。
・日本の日系企業で働く人には無用の長物。ビジネススキルアップに繋がるような主旨の本ではない。
・筆者の実体験=アメリカでの生活に基いているため、アメリカでは通用するルールだと思うが、他の国やアメリカ国内でも他の地域でも同じように通用するかどうかは疑問。
・ロッキー青木の奥さんの本なだけあって、様々なハイソサエティでの処世術もよく知っていると思うし、将来的にそういった知識が必要になるならば勉強になる。
・日本人の美徳である一方でアメリカでは受け入れられないようなもの(人の話を聞きすぎる、お金の話をしない、会話の曖昧さ)は「通用しないもの」としてバッサリ切られているので、経験のある自分でも改めて「そうだった」と気付かされた。
・読み物としては面白くて、著者のアメリカ生活体験談的な色も。
・欧米文化を知るためにはより専門書にあたった方がいいけど、入り口としてはおすすめ!
レジュメは自分のチラシ!
職歴は簡潔に、結果は具体的に!
基本は一枚完結!
読む相手のことを考えて!
箇条書きは3つから!
Action wordの活用


