わたしの取引先はほぼ事務所や店舗や工場を持つ法人だが、稀に自宅兼事務所で個人で起業しているお客さまもいる。
昨日、まさにそんなお客さまのご自宅に集金に伺った。
社長兼作業員(社員はいない)の男性はもう70代以上なのは間違いない。
前回伺った時は延々と政治の話を聞かされた。。。
今回はニコニコサクサク切り上げたい。
玄関のチャイムを鳴らす。
奥さまも社長も耳が遠いので気づかない![]()
ドアは鍵がかかっていない。
わたしはドアを開けて「こんにちはー❗️」と大きな声で呼びかけた。。。
すると。。。
狭い廊下に猫が飛び出して来て猛然とこちらに向かってくる![]()
「ちょ❗️アナタ、ドア閉めて‼️」
奥さまの怒声が聞こえてわたしはあわててドアを閉めた。
。。。。。![]()
しばらくして「いいわよ」と声をかけられドアを開けると、奥さまが猫を捕らえて別室に閉じ込めていた![]()
「あの子(猫)お転婆だからすぐに外に出ちゃうのよ」
「そうなんですね、申し訳ございません。◯◯のYOLです。本日集金に伺うようご連絡いただいていたのですが。。。」
社長がわたしの目の前を横切り、玄関横のドアを開けて入って行った。
パタン。。。ドア閉まる
「やだーあのひとったらトイレ長いのよー。少し待ってくださる❓イスを持って来ますから座って待ってて」
「いえ、奥さま、お気になさらず。。。」
玄関はせまい上にモノが多く雑然としており、せまい土間に猫のトイレが置いてある。
わたしはその猫のトイレの横に立っていて、玄関横のトイレでは社長が長いご用を足していらっしゃる![]()
一刻も早くわたくしはここを出たいのですよ奥さま。。。
義母がボケる前も感じたが、お年寄りって色々壁に吊るさない❓
このお宅もありとあらゆるモノが壁に吊るされておるのですが。。。
ハサミ、鍵、人形、帽子。。。
床には殺虫剤のスプレーが8本並んでる。。。
「ささ、イスを持って来ましたから座って待っててくださいね」
イスな![]()
わたしはおかまいなく〜と言ったが、奥さまは座るまで許してくださらない。。。
土間の猫のトイレの横にイスを置いて座るわたくし。。。
奥さま、わたしが着座したことを確認して奥に引っ込む。。。
カチャカチャと食器の音がする。
やめろ、やめてくれ![]()
「コーヒーでも召し上がれ」
やっぱりな、そうくるよな![]()
片付けられないお年寄りの家のコーヒー。。。
お年寄りの真心のこもったコーヒー。。。
奥さま、前回来た時は塩対応だったのに今回どうしたの
⁉️いらんから、本当いらんから
‼️
「わぁ❗️いいんですか‼️ありがとうございますー」
わたしのバカバカ![]()
カップとソーサーの絵柄は全く一致していない。
奥さまの斬新なコーディネートだ。
そしてカップ&ソーサーの隣には、猫のエサ皿のような浅い皿に牛乳が注がれており、コンビニなんかでもらえるプラスチックのスプーンがささっている。。。
さらにその隣にはダイソーのっぽい調味料入れにどどんと入れられたお砂糖がそのまま添えられている。。。
こーゆーのの、くすんだヤツ。。。
これらの3種の神器をお盆にのせて玄関床に直置きさ![]()
![]()
猫のトイレと同じ高さだぜ。。。
「ミルク(牛乳)はスプーンですくって入れてね。砂糖も。。。」
「奥さまありがとうございます❗️わたし、コーヒーはブラックが好きです」かぶせ気味。
奥さま。。。
わたくし、嘘をつきました。。。
本当は甘党で、ミルクは入れないけどお砂糖はいつもティースプーンで1杯入れるんです。。。
でも、今日は絶対にブラックでいいです。。。
そうこうしていると、じーさん。。。いえ、社長がご用が終わったようで出ていらした。
手を洗ったご様子はない。
「なんぼじゃったかのー?」
。。。。。![]()
領収を切ってブラックコーヒーを飲むわたくし。。。
フッ。。。
何飲んでるか全くわからないぜ。。。
「アメリカが戦争始めたらモノの値段が上がるからのー」
やべえ
⁉️
大好物、世相と政治の話はじめようとしてる‼️
「本当ですねー、おっとこんな時間だ‼️コーヒーまでいただいて本当にありがとうございました。
ついついゆっくりしてしまいました〜」
「え、帰るの❓またな」
「はいー、またよろしくお願いしまーす」
ぴゅーん
はぁー。。。
あのミルク、絶対あのあと猫にやったな。。。

