一酸化炭素中毒は安らかな死? | さくらんぼ東根駅から車で1分 東根市内で整体院をお探しなら「よくなる整体院東根」へ

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みなさん、こんにちは
山形県東根市のマッサージ・整体なら 【よくなる整体院東根】
代表の菅井広孝です。(^-^) 

 

 
 
 
昨日に引き続き、人の死に関することなので、気分を害される方もいるかもしれません。


現在、法医学会の元理事長に解剖学の事をいろいろ教えて頂いているので、

司法解剖の現場でのお話がよく出てきます。
 
 
 
火災現場では、焼死よりも一酸化炭素中毒による死亡がはるかに多い。

避難訓練などでも煙(一酸化炭素)を吸わないように、身を低くして逃げるような記憶があるはずです。

物が燃えると、煙と共に一酸化炭素が発生します。

この一酸化炭素は熱せられているということもありますが、

酸素と比較すると一酸化炭素の方が軽いので天井の方から溜まっていきます。

避難者は、床の方に残っている酸素を頼りにしつつ非難することが勧められています。




練炭自殺のニュースが一時よく流れていましたね。

この練炭自殺も一酸化炭素による中毒死です。

あまりにこの練炭を自死の方法として選ぶ方がいたため、

「すっと意識がなくなるので苦しまずに死ぬことができる」

という認識の方が多いかもしれませんが、

頭痛・吐き気などを伴い非常に辛いようです。

濃度が濃ければ、即酸欠状態となり死亡します。


ほとんどは、そういった辛さを感じないように睡眠導入剤を服用するようです。

しかし、それでも無意識にその辛さから逃れようと、その場から逃げ出す方もいるようです。睡眠導入剤を服用していてもです。

それぐらい辛い中毒なんですね。



通常、赤血球のヘモグロビンが酸素を運びますが、

一酸化炭素は、酸素の200倍、ヘモグロビンと結合しやすいと言われます。

少量の一酸化炭素でも、酸素よりも先に一酸化炭素の方がヘモグロビンに結合してしまうので、

肺から酸素を取り込めずに酸欠により意識もうろうとして死亡してしまいます。

万が一生き残っても重度の脳障害に陥る可能性もあり、壮絶な人生が待っています。



ちなみに、ヘモグロビンは酸素と結合すると赤みがかります。血液の色がまさにそうです。

そして、二酸化酸素と結合すると暗赤色になり、

一酸化炭素と結合すると鮮やかな赤色になります。

そのため、一酸化炭素中毒による遺体は鮮やかな紅色の死斑となって現れます。(通常は暗褐色)


司法解剖の場では、そんな風に死因の判断に使われているようです。