みなさん、こんにちは
山形県東根市のマッサージ・整体なら
【よくなる整体院東根】
院長の菅井広孝です。(^-^)
昨日やってきた患者さん。
お仕事は臨床検査技師。
そして現在、関節リウマチの疑いがあり病院にかかっています。
さて、そうは言っても病院にかかってすでに数年が経ちます。
関節リウマチと疑われるもはっきりと数値に出るわけでもないため、
はっきりした診断は下されていません。
で先週「MM何とかって値が高くなってきてるから気をつけろって言われたの。」
というお話をされていました。
私もリウマチのセミナーなどにも行き、検査項目もある程度知っていますが、
MM何とかっていうのは聞いたことがありません。
臨床検査技師のその患者さんも初耳だと言います。
(勤め先で使う指標が違うので当然ですが)
で、今回その検査結果を持ってきてくださいました。
【MMP-3(マトリックスメタロプロティナーゼ-3)】というものでした。
でMMP-3について調べてみました。
線維芽細胞(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を作り出す)や
滑膜細胞、軟骨細胞から分泌される蛋白分解酵素で、軟骨を分解し代謝を促しているものがMMP-3です。
関節リウマチでは増殖した滑膜細胞からMMP-3が産生されるため、MMP-3が軟骨破壊を引き起こしていると考えられています。
つまり、MMP-3の濃度が上昇してきた場合は関節破壊の進行が早いことが予測されます。
という事でした。
関節リウマチは、滑膜細胞に炎症が起こり、徐々に滑膜から軟骨、骨へと破壊が進行し
関節自体を破壊し、関節変形を引き起こすものです。
この初期の段階の滑膜細胞の炎症状況を把握する指標がMMP-3濃度という事になります。
ちょっと難しいけど、非常に勉強になりました。
備忘録として記載しておきます。