パニック障害  40代女性


何度か治療に来られている方です。治療継続中

日曜日に遠方の結婚式に出席し8時間ぐらいの間車に乗っていたということでする。
式の間、緊張していた為か、具合が悪くなってしまいました。 
食事も食べれない、背中が痛い。呼吸が苦しい。という症状が3日間ほど続いた。

昼に、ごはんを少し食べたところ、呼吸が苦しくなり、手が震えてきた。
パニックになってしまい急きょタクシーで来院されました。

来院されての状況は、苦しそうに胸を押さえるようにして部屋にはいって来ました。


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【診断1】
前かがみであるので、胸部が前腕していて、胸部と腹部、背部の緊張が予測できる。
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私が「大丈夫ですか?」と聞く。声をかけながら近くに寄ります。
「あー。先生の顔を見ただけで、今安心しました。」
「ここへ来れれば、とにかく良くなると思って、やっとのことでタクシーに乗ってきたんですよ」
といい。苦しそうに涙ぐんでいました。


治療の手順は・・・・・・・
背中。
胸部。
首の廻り。
      の順で治療をしていきました。

「これで座ってみて」と座ってもらいました。

すると。
「眼が回ります」といいます。


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【診断2】
生理湾曲がまったくない。というぐらいに曲線がない状態です。
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生理湾曲をつける治療をします。
正常な曲線を持つことが出来ました。

わたし「これでどうですか?」
   「まだ眼が回りますか?」と聞くと。


 患者「だいじょうぶです。」
   「良くなりました。」

わたし「もう苦しくないでしょ。」

 患者「はい。苦しくないです。」
   「先生。私ね。どうかなっちゃうかと思って。」
   「一人でいると、パニックになっちゃうんです。手は震えてくるし。で困っちゃって。」
   「こちらの治療が受けられなかったら救急車を呼んでたかもしれない。」という。

ともかく、こちらへ治療に来ようと思い。いなかったらどうしょうと思いながら来て。
先生の顔をみたとんに安心して、本当によかったー。

笑いながら話すまでに元気になりました。
わたしも、笑顔が見れた事が、何よりもうれしい日でした。


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考察・コメント

この症状は、前かがみの姿勢が解けない状態から肋骨が広げられないために、肺呼吸が出来なくなって、酸欠状態を身体に与えた。
緊張した状態をとくこと。
自然な身体の位置にしてあげることで自然な呼吸ができれば酸欠から解かれる。
正常な姿勢動作ができなくなってしまうのが原因。
筋肉が動けなくなっている弛緩することを忘れている。脳の勘違い。
自律神経が興奮状態である結果です。


意外と脳の科学に関係しているのでは。リラックス。
身体に無理な緊張を与えない治療法が身体の快復力を増強する。


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