食事をよくかんで食べるだけで、脳も元気に、記憶力もアップ! そして肥満を防止できる! 子供の頃、「よくかんで食べなさい」と注意されたことはありませんか? 時間に余裕がないオフィスのランチは、ついついガツガツ食べてしまいがちですが、ちょっと待って。しっかりかむだけで健康になれるのです。
よくかむと口の中で唾液が分泌されますが、唾液には消化作用だけでなく、バイキンをやっつける殺菌作用、ガン細胞をおさえる働き、口臭の予防、食品添加物を分解する働きが認められています。
アゴをしっかり動かすので血液がどんどん脳へと送り込まれ、脳の働きが活発になることで記憶力や思考力もアップするのです。
さらに、よくかむとからだ中の血の流れが活発になり、軽い体操をしたような効果も得られます。アゴや頬の筋肉を刺激するので、気になる頬からアゴ、首にかけてのたるみもシェープアップ! 顔がキリッとひきしまります。
また、よくかんで時間をかけて食事をすると、ブドウ糖が血液中に増えて血糖値が上がるので、脳が早く「お腹いっぱい」と感じます。したがって、少ない食事の量でも満腹感を得られ、心身ともにリラックス。肥満を予防できるのです。なにより、料理の味がじっくり味わえ、栄養素の吸収率もよくなって、食事の時間が楽しくなりますよ。
かむときは、必ず左右の歯をバランスよく使うこと。口にほおばる量は、ちょっと少なめぐらいにして、片方の頬ばかりにはせず、しっかり同じ量を左右に分けるようにします。
野菜類、海藻や小魚類、乾物、漬け物などできるだけ繊維質の多い、固いものを選んで食べることも大切です。
やわらかく口当たりのよい食品に囲まれた現代社会では、努カをしなければかむ回数は少なくなる一方。目安は、まずひと口20回。そして30回、50回と徐々に回数を増やしていきましょう。
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