男は独り道を行く -56ページ目

男は独り道を行く

誰も旅の途中

平成29年5月2日(火)

5時前に起床。

アラームは5時なので、また勝った。

今日は特に準備は必要無い。

というのも、民宿くももに連泊。

そう、38番金剛福寺を打戻り予定。

ほとんどの荷物は置いて行ける。

昨日、到着後すぐにアイシングした効果か、

なんとか歩けそう。

無理なら足摺岬からバスで戻ってくるしか無いな。

 

5時15分頃に歯磨きとコンタクトレンズを装着しに洗面所へ。

普段はハードやが、何も無いところでゴミでも入ろうもんならタヒぬ。

なので、遍路の間はいつもワンデーを使用。

今回、ワンデーアキュビュートゥルーアイから

シードの1daypureうるおいプラスに変えてみた。

が、フニャフニャで着けにくいし、装着感がちょっと・・・

普段ハードやから許容範囲内ではある。

 

5時30分、

朝食。

ご飯はおかわり。

食べていると、6時から朝食の方たちがやって来た。

 

6時20分、

まだ出かけてないのかと、おかみさんに言われる。

写っているのは朝食6時の方w

俺、チンタラし過ぎ!

 

朝日が昇る海を見ながら。

昨日の反省から、最初の自販機でスポーツドリンクを購入。

脚が持つかわからないので、行きは321号線から27号線と、

アスファルトの道を行く予定。

 

昔泊まった、現在は営業していない民宿岡田の前を通過。

懐かしいなぁ。

真ん前の郵便局のところに自販機があった記憶があるが、無くなっていた。

7kmほど歩いたところで分岐。

以布利港手前。

なんか迷うわ。

迷っていると、後ろから180cmオーバーの方。

2人で悩むも、どっちでも行けるから道しるべに従う。

結果、こっちが歩き道やった・・・。

遍路道というのは、基本的にシールに従うと歩き道へ誘導される。

この原則を忘れてた。

無視して車用の看板を見なアカン。

 

今日はまだ20度くらいと涼しい。

思ったより快調。

で、昨日の脚の事とかを話していると、

先達なんかは塩を持って歩いている人もいるとのこと。

この方はポカリスウェットのパウダータイプを倍に希釈している模様。

それが最善。

きっとガチスポーツ経験者や。

荷物が少ないのと、昨日のアイシング、スポーツドリンク、涼しい

の条件がそろっていたので、かなり快調。

この方も歩くのが速いので、ついついペースが上がる。

それでも問題なく歩けた。

横浜の方なのでそれなりにDeNA等、野球の話しとか。

筒香選手は田代富雄選手以来の和製大砲とか、そんなん。

で、ヴィンス・カーターやトレーシー・マグレディの名前への反応に、

きっとバスケットボールの経験者やなと判断。

なんなら、モリス・ピーターソンあたりの名前を出しとけばよかったかなw

Bリーグとか、その前にあったBjリーグなどの話題も。

 

我々も速いんやが、途中で抜かした女性がずっとついてきている。

これはすごい。

この女性、後ろから見ると、前年のGWに

「ふれあいの里 さかもと」

で一緒だった知人に似ている方によく似てる。

抜く時に思わず声をかけてしまった。

 

10時13分、

38番金剛福寺に到着。

脚の不調ながら、不調なりに快調で、

民宿くももからは約20kmなので、

およそ時速5kmで歩いていたことになる。

しかし、バイクツーリング大杉!

BMWとか、ハーレーとか、ズラッと、かなりの台数。

車も多く、別の場所へ誘導されていた。

団体さんがいない瞬間のようだ。

急がねば、納経は何時になるかわからん。

本堂

 

大師堂

 

広々しており、管理も行き届き、美しい寺である。

 

納経を済ませ、少し休憩。

横浜の方、月山周りのようで、あと25kmほど歩かなアカンらしい。

時間さえあればそちらを行きたいが、半日~1日遅れる。

もっと日程に余裕のある時しか無理やな。

今思うと、今回欲張らずにそちらの選択肢もあったわな。

 

10時52分、

門前の店で水やアイスクリームを購入し、そこで別れる。

 

(よこ・ω・づな)

13時31分、出発。

まだ20kmしか歩いていない。

あと12kmくらいあるのに。

ちょっとペースを上げんとアカン。

が、暑い。

 

歩き始めてすぐ、

何や、これ?

大文字山の送り火らしい。

結局は、よくある「小京都」的なもの。

少なくともワシら大阪府民からしたら京都は近くにあるから

「小」

がつくものはほとんど関心が無い。

 

この先、真念庵の方を行く伊豆田道と、伊豆田トンネルの2つのルートがある。

以前はどっちを通ったのか、記憶は無い。

昔の地図を確認すると、トンネルルートしか載ってなかった。

 

で、14時19分

伊豆田トンネル。

このトンネル、かなり長い。

どれくらいかと言うと、

ここが中間点。

出口は見えない。

結構速めの速度で歩いて14時29分、10分かかっている。

トンネルを歩くメリットは、とにかく涼しい。

寒いくらい。

14時43分、出口。

トンネルと抜けると、そこは暑かった。

 

抜けてほんのすぐの

ドライブイン水車。

名前の通り、

水車が目印。

現在営業しているのかは知らん。

トイレも横にあるし、ここで休憩。

自販機でアイスクリームを購入。

15時17分出発。

また30分ほど休憩してもうた。

17時までに着くのか?

結構あやしくなってきた。

あんまり遅いと電話がかかって来るかも知れん。

 

しばらくは快調。

が、

 

左脚が

 

段々と

 

・・・

 

俺、時間的にこれだけ長時間歩いたことがほとんどない。

耐久力の問題。

1日に距離は40kmは歩けるが、8時間オーバーになるとしんどい。

おまけに、暑い。

28度くらいあると思う。

太陽を遮るものもなく、道はアスファルト。

実際はもっと暑い。

スポーツドリンク程度では汗で排出した分の塩分供給が追いついていないようだ。

どっかで塩でも買うことが出来れば良いが、店が無い。

安宿の横のローソンまで無い。

それでもまだYさんのペースでは歩けている。

ただ、段々と差が出始めた。

 

安宿付近。

ローソンで塩を買うよりも、速く民宿くももに着きたい気持ちの方が大きい。

なので、ローソンはスルー。

結果的にはこれが失敗。

で、この安宿のところの橋を渡ると、地図には載っていないが、

「ロッジ・カメリア」

という宿がある。

実はここ、穴場である。

これから行く人は37番岩本寺より1時間手前の「風自遊庵」で情報を得ると良い。

Iさんはここに泊まると言っていた。

その前に来た時、窓から見覚えのある人。

Iさんである。w

結局追い着かなかった。

Iさんもちょっと前に着いたようだ。

ま、また明日会うでしょう。

 

あと2km程度。

が、左脚(ハムストリングス)が痛くて動かない。

結構な苦痛である。

普段街中をチンタラ歩いているよりも、もっと遅い。

2km程度の間に、500mくらいYさんに置いて行かれた。

 

16時59分、

やっとのことで

 「民宿くもも」

に到着。

部屋は選択肢あり。

1つは、車の向こうに見える部屋。

もう一つは「民宿くもも」と書いてある、物置というか離れの部屋。

本当はYさんが離れの予定やったらしいが、離れを譲ってもらった。

離れやと500円引きと言われたこともあるが、

普通に面白そうなんで。

で、おかみさんにアイシング用の氷を頂けるようにお願いした。

風呂は先にYさんに行ってもらった。

とにかくアイシング。

 

風呂はサクッと終了。

食事は18時。

脚が痛いのもあるが、熱中症気味。

全く食欲が無い。

食事を前に、しばらく休憩してからいただいた。

そして、残してしまった。

部屋にはお茶が用意されていたようだが、ポットに冷たい水を用意してもらった。

ちなみに、岩本寺で同じだった、先達のO野さんもここに泊まっていた。

朝食時間の希望を聞かれる。

5時半の方がいたので、俺も5時半を希望。

 

で、おかみさんが言ってた悲しい話。

ここの洗濯機は2階にある。

そこに貯金箱のようなものが置いてある。

洗濯は無料だが、買い替え用のカンパよろしくというやつ。

それがほぼ一杯になり、銀行へ持って行こうとした。

すると、なんか軽い。

中身の多くを盗まれたようだ。

この宿は遍路宿としてかなりの老舗である。

こんなことは初めてらしい。

頭に来るというより、悲しかったそうな。

遍路宿の多くは性善説で運営されている。

なので、こういう裏切り行為は許せない!

やはり、去年のようなブームが起こると、こんな輩も出てくるんやな。

人は見てなくても、お大師様は見てるぞ。

 

食後に洗濯。

時間が結構遅かったんで迷惑やったかも。

2階に泊まっていた方、すんまへん。

ちなみに洗濯機、乾燥機ともに1台。

トイレはウォシュレットと和式。

老舗なんで、それなりに全てが年数なり。

 

23時頃に就寝。

明日、歩けるやろか・・・

 

(よこ・ω・づな)

出発。

ここは記憶がある。

公園というか、景色の良い中を進んでゆく。

以前は山羊とかがおったような・・・。

そして、海沿いに出る。

左手に海を見ながら、松原を歩く。

このみちをしばらく行くと、

そこは有名な

「Tシャツアート展示」

が行われる砂浜。

5月3日からなので、まだ準備段階。

他にも、はだしマラソンとかのイベントも期間中に開催されるようだ。

 

ここで迷った。

へんろ道の看板は出ているが、わかりにくい。

ま、どう行っても方角さえ合っていれば問題ないんやけど。

ただ、中村さんはかなり遠回りになる可能性がある。

とりあえず、まだ分岐は先なのでこのまま海沿いを行ってみよう。

すると、パターゴルフ場とかもある。

 

多少遠回りっぽいが地図の分岐点まで来た。

中村さんとはここでお別れ。

Yさんと先へ行く。

途中の休憩所で少し休憩。

ここでこの先を相談。

四万十大橋を行くか?

それとも下田の渡しに乗るか?

事前に聞いた噂では下田の渡しは止めたというものがあった。

仮にやっていても結構面倒っちいぽい。

四万十大橋コースに決定。

で、どこかは忘れたが、ドルジ(朝青龍)の親父さんが高知を気に入り、

どこぞで渡し船を運営してるとの話を聞いた。

ホンマかいなw

 

ここからは左右に田んぼのある道。

が、車の交通量がすごく多い。

田舎道を縦列に並んで歩かな怖いくらい。

おまけすごい速度で横を走り抜けて行く。

怖い。

地図には載っていない池(沼?)があったり、

これしか道が無いとはいえ、ホンマに道は合ってるんやろか?

結構不安である。

で、結構歩いた気がしたその時、

11時43分、

地図に載っているローソンに到着。

ここで昼食休憩を取ることにした。

おにぎりを購入。

これ、現地で作っていっぽいおにぎりで美味い。

 

12時21分に出発。

四万十大橋はもう目と鼻の先。

12時25分、

四万十大橋を渡る。

最後の清流と呼ばれる四万十川。

下まで降りれば違うのかも知れないが、あまりキレイとは思えない。

以前もそう思った。

かなり昔に一緒やった黄門様みたいな方が言うには、

四万十のウナギは有名やけど、アナゴ(どこの?)の方が美味いとのこと。

ま、俺もウナギよりアナゴ派なんやけど。

 

橋を渡り終え、こんなんを発見!

迷子のヤギの捜索の張り紙。

ヤギ泥棒にでもあったんと茶羽化。

 

しばらく進むと、うどん屋田吾作。

Yさん、ここでアイスクリームを食べられると思うと言う。

店内に入って聞くと、無い。

経営者が変わったんかなと言うが、

ここ、うどん屋やもんw

以前見かけた、東京ドームシティのクレープ屋に

「焼きそばある?」

って聞いていた、100円馬券に命をかけているようなオッサンと同じ行為をしてもうたw

この田吾作からほんの少しのところに

「お遍路さん休憩所 ヘンロ小屋四万十・第54号」

があった。

四万十野鳥自然公園である。

トイレもあるし、

自販機もあるし、

ここで休憩することにした。

しかし今日、休憩大杉!

それも、13時7分である。

歩き始めて30分くらいやんw

 

(よこ・ω・づな)