There's no easy way out :10 35番清滝寺から塚地峠入り口休憩所 | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

35番清滝寺を出発。

登るときには気付かなかったが、文旦を売っているところがあった。

シャッター前に置いてあり、値段を見ると安い!

一箱買うことにした。

Nさんは先に行ってしまったが気にせず。

シャッターは半分開いており、恐らく遍路と思われる人が話をしていた。

少し待って中へ。

表の箱のやつはあまり良い物ではないらしい。

もちろん、外見のことである。

なので、自分用には問題ない。

一箱注文し、家に送ってもらう手配をした。

狼狽したのか、学生君も注文。

ちな、一箱2,000円+送料。

ハズレでも痛くない。

結果から言うと、翌日には到着。

帰ってから開けてみると、

確かにサイズも不揃いやし、外見もお世辞にもキレイとは言えない。

が、味の方はウマ~!

楽天市場で買った安物のスカスカの物と違い、瑞々しい。

大当たりでした。

小夏も欲しかったので聞いてみると、出来が悪いようで出荷するほどは出来ていないとのこと。

ただでさえ少ないのに、カラスとかに突っつかれてしまうそうな。

電話して確認が必要な感じ。

 

元来た道へ戻る。

で、36番青龍寺へはルートが2つある。

1つはへんろ道保存協力会の地図に載っている、塚地峠超え。

もう一つは塚地峠を避けて、車道の方のトンネルを抜ける道。

塚地峠手前の休憩所までは同じなので気にせずに歩く。

が、そっち方面へ行く道がわからない。

どっかでシールを見逃したのだろうか?

グーグル先生に道を聞きながら歩く。

以前はZTE BLADE VEC4というスマホを使っていたがGPSがう〇こで苦労した。

今はNEXUS 5Xなので、その辺は問題なし。

その際にメールが来てるのに気づく。

カミーユ君だ。

用事で種間寺付近に用事で来るので顔を出すと書いてある。

既に清滝寺を打ち終わってるわ・・・。

そうしていると電話。

スマホの方ではなく、ガラケーの方。

カミーユ君である。

スマホの番号は通常使用で、誰に教えてもいい番号。

ガラケーは親族や特に親しいもの、古い知人にしか教えていない。

なので、ガラケーの着信音が聞こえると何か起こったのかと思い、ドキッとする。

電話に出る。

カ「今、どの辺ですか?」

俺「わからん。目印なんか無い。GPSの座標でも言うたらええんかw」

35番清滝寺を出て、ホテルとかの付近を通過したことだけを伝える。

すると、

カ「塚地峠は過ぎましたか?」

俺「まだ。あっ!塚地っていう標識が見えるわ。」

カ「わかりました。探します。」

で、数分後

横を通過した車が前方で停止し、ノッポな男が車から降りてきた。

この身長は滅多におらんから遠目でもわかるわ。

カミーユ君である。

奥様も一緒。

しかしよく見つけたな。

何年ぶりやろ。

以前も遍路中に駆けつけてくれた。

「エネルギー補給して頑張ってください!」

と言って、ダイエットコークを差し入れしてくれ、

「カロリーゼロやんけ!」

という笑い話があったw

今回も昼食を取っていないと言っていたので食事とドリンク、

地元のトマトを差し入れしてくれた。

以前のダイエットコークも、

今回の差し入れも美味しくいただきました。

こういう行為、なかなかできるものではない。

寄付なんかもやが、たとえ金持ちでもできるものではない。

この男、やはり導かれし人物やったんやと思う。

で、並んで記念撮影。

 

カミーユ君と別れ、再び学生君と歩く。

少し進むと塚地峠入り口にある休憩所。

人が休んでいるので挨拶。

そして、先ほどの差し入れをいただく。

「1人で歩いていると思ってたので1人分しか用意してませんでした。」

とのことだったが、全部合わせると充分2人分ある。

学生君にも勧めるも、水で腹が膨れてあまり普段から食べないという。

せっかく頂いたんやからちょっとだけでも食べるように勧める。

ちょっとだけということで食べた。

で、

「食べ始めると美味いっすね。」

と。

半分ずつ頂いた。

もし全く食べない場合、お接待の意味を説明しようと思っていた。

意味を知っているかはいまだに不明。

休憩してる方にもトマトをお勧めしたが、トマトは食べられないとのこと。

トマト、好き嫌いあるからな。

休憩しつつ、どちらの道を行くかを相談。

ま、実は決まってるけどな。

 

(よこ・ω・づな)