長寿遺伝子のスイッチが入ることで若さを保つことができる。
そんな遺伝子が存在します。
アカゲザルを使った20年間の実験がありました。
1匹には満腹、もう一匹には腹七分目
そのサルたちが24歳になった時(人間でいうと75歳くらい)、
満腹のサルは見た目も年老いた顔つき、毛は抜け、皮膚もたるみ、腰も曲がっています。
それに比べ、腹七分目の猿は、見た目も若く、毛も抜けず、シャンとしています。
とても同じ年齢には見えません。
長寿遺伝子のスイッチは空腹時にオンになるのです。
現代の日本は飽食の時代ですが、長い人間の歴史の中では常に空腹との戦いでした。
人間の体は空腹に対応できる体になっており、現在の飽食には体が対応できていません。
その結果、生活習慣病のような過去にはなかった病気が発生しているのです。
生き物は子孫を残すのが最大の使命ですが、
子孫を残すためには、食物をとれない時をしのいで体を若々しく保てるように反応する必要があるのです。
昔から「腹八分目」と言われるように、自己の必要カロリーの7、8割ぐらいに押さえることで
長寿遺伝子が働くのです。
肥満の人は長寿遺伝子が働いていません。
若々しくあるためには、食生活を見直すことが必要ですね!