「ランナーズハイ」という言葉があります。
マラソンなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる作用のことです。
ウォーキングにも同じ効果があるようです。
ある程度の距離をあるくと、脳の中に脳内モルヒネが発生し、気持ちがよくなってくる のです。
私はウォーキングをしていますが、歩いていると次第に気持ちがよくなってきます。
朝起きて、「今日は歩くのは、ちょっとにしておこうかな」と思っても
歩いているとだんだん気分が高揚してきて、結構な距離を歩いています。
外でウォーキングしていると、いろいろな景色の変化、季節の変化、
歩くスピードなので、いろいろな発見もでき、刺激が多く脳にも作用するので
気分もスッキリするのかもしれません。
「ウォーキングハイ」によって、考え方も前向きになり、ストレス解消に最高です。
しかも、体にはいろいろな効用があるので、是非お勧めです。
人間は昔、狩りの時代に獲物を探しに歩いて狩りに出かけました。
近くに獲物がいない場合には、遠くまで獲物をもとめることもあったのでしょう。
そんな中、歩くことが嫌になってしまうと、獲物をとるのも大変なことになります。
生き残るために、自然と気分が高揚してくるという機能が備わったのでしょう。
進化の不思議です。
また、進化の不思議をもう一つ・・
今の時代とは違って獲物を保存しておくこともできず、その都度狩りを行います。
空腹になっても、狩りができることが必要です。
お腹がすいても、すこし時間がたつと少し空腹が治まる経験をしたことがありませんか?
人間の体には、血液中のブドウ糖が減ってくると空腹を感じて、エネルギーを作るために食べ物を
要求するのですが、血液のブドウ糖がないと、脂肪からエネルギーを生みだすのです。
空腹になったからといって、即座に活動エネルギーが生み出せなくなると、獲物をとることも
できなくなり、生き延びれなかったでしょう。
これも生き残るための長い人間の歴史の進化なのかと思うと、体の神秘を感じます。