「代謝」とは?
食事でとりこんだ栄養素を体の中でエネルギーに変えて、不要なものを排泄する体内に
備わったシステムです。
この代謝がうまく働かなくなると、体にさまざまな不調が生じてきます。
この代謝アップのための日々の習慣を昨日に続いてあげてみましょう。
4.細胞活性力を高める
運動不足の筋肉は、酸素や栄養素が届きにくい状態です。
ストレッチで筋肉の緊張を緩め、血流をよくしましょう。
その結果、代謝も改善されます。
二つの骨格筋
①白筋 ・・ 無酸素運動時に瞬発力を発揮する筋肉
②赤筋 ・・ 血液に富み、有酸素運動時に持久力を発揮する筋肉
毎日の生活で体を動かしたり、心臓などの内臓を動かしたりするには
エネルギーが必要になります。
そのエネルギーをつくる役割をしているのが「ミトコンドリア」です。
ミトコンドリアは赤筋に多く含まれるため、
赤筋を鍛えれば、ミトコンドリアが増えます。
赤筋は肩甲骨の周囲や背骨を支える筋肉、太ももやお尻の筋肉に多く存在します。
日常生活で背筋を伸ばし、お腹を引っ込めて、お尻をきゅっと引締め、
膝をそろえるだけでも鍛えられます。
また、ミトコンドリアは酸素を利用してエネルギーを作ります。
息をたくさん吸って、体に酸素を巡らせることが大切です。
酸素を十分摂り得ていないと、体調不良になってきます。
どうしても、不安やストレス、緊張状態が続けば、呼吸が浅くなるため、
体が十分なエネルギーを作り出せない体になってしまいます。
時間を見つけては呼吸を大きくして、酸素を十分にとりいれましょう。
コツは空気を静かに吐き出します。全部吐きだすと自然に空気をたくさん吸いこめます。
また、「息を吸う」ことは自律神経の交感神経を刺激し、
「息を吐く」ことは副交感神経を刺激します。
緊張した時はゆっくり息を吐き出せば、副交感神経が働き、リラックスできます。
5.解毒力を高める
下半身は重力でむくみやすいので、リンパ系のマッサージでむくみのもとを追い出します。
リンパ管にはところどころにリンパ節があり、リンパ液はリンパ節で回収されてろ過され、
次のリンパ節に流れます。
この流れが滞ると老廃物がたまって、詰まってしまいます。
詰まったもものを追い出すために、
リンパ節に向かってリンパ液を流し込むようにマッサージします。
リンパ節は、首の付け根・太ももの付け根・脇の下などの関節部分・腹部・膝の裏などに
集中しています。
リンパ系マッサージ
①足首から膝の方へ
両手を重ね、皮膚が引っ張られる程度の圧力をかけ、
円を描くように5~10回くらい行う。
前面のあと、横と裏も行う。
②膝の上から太ももの付け根へ
①と同じ