今日は人間の免疫力について書いてみます!
人間には免疫機能というとても優れた能力がそなわっています。
人類が誕生してから生き抜いていくために、長い年月をかけて培ってきたすごい機能なのです。
体に異分子(病原体)が体に侵入する経路はどこからでしょうか?
①呼吸することによって体内に入ってきます。
②傷口から体内に入ってきます。
③食べ物をとることにより体内に入ってきます。
この経路から入ってくる異分子をできるだけ入ってこないようにしたり、
入ってきても防御してくれる機能なのです。
人間の体の各部位では次のようなシステムが働いています。
皮膚 ・・ 傷がないかぎり、細菌などの微生物は入らないようになっている。
扁桃腺 ・・ のどで細菌やウイルスを防御する。
涙腺 ・・ 涙を分泌してほこりや汚れを洗い流してくれる。
唾液腺 ・・ 唾液には、感染症を防ぐ物質が含まれている。
リンパ節 ・・ 白血球を作る。白血球は細菌を食べてくれる。
リンパ系 ・・ 白血球やリンパ液を運んでいる。細菌はリンパ節まで運ばれて、破壊される。
肝臓 ・・ 出血して血液を凝固させて修復する因子の一部を作っている。
胃 ・・ 塩酸を作り、食べ物の殺菌を行う。
脾臓 ・・ リンパ組織でできており、白血球を作る。
小腸 ・・ 胃で細菌が殺菌されているので、小腸では無菌となってる。
大腸 ・・ 善玉菌が有害な菌が住みつくのを防ぐ。
また、風邪などの病気になると熱が上がり、食欲がなくなるのも
免疫機能を上げるための防御システムなのです。
体温が1度上がりると免疫活性が6倍になると言われています。
細菌を食べる白血球も空腹時(食べ物が少ない状態)に活性化します。
そのため、風邪だからといって、体が防御体制を敷いているのに、
すぐ薬を飲んで熱を下げたりするのは、せっかくの免疫機能をつぶしていることになります。
自分の体の免疫システムを信じることも必要でしょうね。
でも本当に体の不思議には驚かされます。
この免疫機能が低下しないよう、普段の生活も心がけたいものです。