キヨはお墓を買うつもりがありませんでした。

骨はじいちゃんの形見です。

どこかに直したくありませんでした。

それで、小さい入れ物に入れて何時も見ることができるように考えていました。

 

ある日、友人が

ご主人が30年以上も自分の母親の骨を家に置いている。

自分が死んだら子供や孫に迷惑をかけるから

お墓を買おうと言っても、いつも喧嘩になって困っている。

と愚痴をこぼされました。

 

そこでキヨは考えました。

私が買うから一緒に買おうよと言えばご主人はどう反応するかしら。

このモクロミは大成功!

見事ご主人の許可が下り、一緒にお墓を買いました。

 

さて、お墓の場所を手に入れたら、

次はお墓のデザインです。

お墓に向かってキヨは左、友人は右側に買いました。

石に掘る言葉はキヨが先に決めました。「愛」

次に友人が考えました。「光」

 

「神は愛なり」と言います。

「主は光」と言います。

直度いい感じです。

 

お墓の形はそれぞれで考え、注文しました。

客の書いた図面を見て石材店が綺麗な図面に作って、

見せてくれて、手直しや相談をするらしく

出来上がるまでには未だ未だかかるらしいです。