竣工:1966年2月
設計者:宮里栄一建築設計研究所
アメリカ支配下の沖縄は、当時教育体制も十分でなく、
沖縄少年会館はそのような状況の中、「沖縄子どもを守る会」を中心に
沖縄のみならず、全国からの寄付を基に建設された建物とのこと
その後、建物は市に移管され公民館として運営されていましたが
建物の老朽化のため、2011年4月に閉鎖されました

この建物は、復帰前に建てられた貴重な建物ならが
老朽化を理由に2012年の2~3月に解体が予定されています。
前述のように、建築的にも重要な建物であり、寄付を元にして建てられた等々により
保存運動が起きています。
沖縄少年会館を保存・活用させる会
http://kumojicivicforum.wordpress.com

コンクリート打ち放しの優雅な造形

庇、バルコニーの持ち出し、柱にコンクリートとは思えない繊細さが感じられます。

築40年を過ぎ、劣化の度合いは進んでいます。
当時の施工技術のこともありますが、適切な耐震補強とコンクリートの劣化防止の技術さえ
導入できれば、保存と活用は可能と思われます
→→見解


カトリック与那原教会(聖クララ教会)(→blog)同様、沖縄の人々を支えてきた施設であり、保存に関して建築的価値のみならず、文化的にも意義が深いと思われます。


沖縄の公共的な建物で、復帰前の建物は、ほとんどないのではないでしょうか?
それゆえ、残して欲しい建物の一つです