自動販売機は情報を伝えるメディア | 横山武志建築設計事務所blog

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若手建築家のアイデアの素

先日、駅で見かけた自動販売機

もともとキヨスクがあったところのようで
キヨスクはなくなり、代わりに自動販売機置き場となっている。
駅のキヨスクも見かけることも少なくなり、
ホーム上でもコンビニを見かけるようになった。

若手建築家 住宅 中庭 狭小住宅

このホームの自動販売機
左はお菓子、右は書籍。
書籍の自動販売機は、この日初めて見る。

考えてみれば、自動販売機というのは
自社製品を販売する手法であり、売れる売れないの判断は
その製品が生き残るかどうかで、残ったものが人気商品ともいえる。
(コンビニのカップラーメン売り場なんてその最たる例でしょう)
それを考えれば、飲料は、今何が売れているか?
それほど消費者は、敏感ではない商品ともいえる。

一方、右側の自動販売機の書籍は、売れていることが非常に有効な宣伝材料となる。

この書籍の自動販売機は、15の商品が納入可能
例えば、ビジネス書の売り上げ1位~10位に、おすすめ5冊
(もちろん、いずれも手書きpop付き)
の自動販売機なんてどうでしょうか?

駅ナカの書店は、かなり人気だが
早朝深夜の時間帯には営業していない
それなりにニーズはあるはず。
駅に限らず、オフィスビルの自動販売機コーナーでも。

渋谷や新宿にランキングをテーマとした店があるが
売れていることで人の購買意欲をかき立てるとすれば、
実店舗で展開する必要もないのかもしれない。
(買い物の楽しみは実店舗にかないませんが...)

自動販売機自体は、これだけ普及しているのだから
それを情報の発信源として使わない手はない

と、ふと考える