オフィスビルの奥行 | 横山武志建築設計事務所blog

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若手建築家のアイデアの素

新宿NSビル

住宅 建築家 中庭

建物中央に大きな吹き抜け空間
建築資料集成にも乗るようなオフィスビルの典型的建物
学生時代は、授業の一環で見学してレポートを書いた記憶があります。

住宅 建築家 中庭

それから10数年。
あっという間にオフィスビルの仕様が変わりました。

学生時代に教わった建築計画では、オフィスビルの理想的な奥行きは確か12~14m。
窓からの距離を重視して、人間工学的な配慮が根拠の数値だったと思います。
このNSビルも、この典型。10数mの細長い貸し室が、この吹抜の4方にあります。

最近は、天井高も高くなり、奥行きも20mというのもザラでしょう。
中には、100m×100m近くになるモノも

会社組織もツリー状からフラット化へ
レイアウトも島レイアウトから、オフィスランドスケープ
さらにフリーアドレス化へ

コミュニケーションの高度化、セキュリティーの複雑化
仕事の効率化とを絡めた成果が、より問われる時代ですね

メリハリがさらに効き、
変わるモノ、変わらないモノをしっかり捉えて
活かしていきたいですね。