
△再開発イメージ(日本郵政資料より)
この建物について、何度かお伝えしていますが、
現在の建物は、1933年、逓信省の吉田鉄郎氏により設計されました。
このほとんど装飾のない建物は、史的にも重要であり、
西洋の建築の日本建築化という観点から見ても、保存すべき対象であることは間違いありません。
再開発計画の設計は、三菱地所設計が担当し、外装デザインは同社と提携するヘルムート・ヤーン氏による。
歴史的建造物の保存にありがちなガラスボックスを載せたような構成。
現在ある建物は、ファサードのみ保存。
本来は、この建築の意義は、意匠、構造等、そのものすべてであるのに。
結局の建築の理解は、その表面のみなのか?
歴史を残し継承し、街を育てるという観点が欲しいと思う。