透明なスピード BMWアート・カー展 | 横山武志建築設計事務所blog

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若手建築家のアイデアの素

森アーツセンターギャラリーで開催中の
「透明なスピード BMWアート・カー展」を見に行きました。

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約30年前に始められたコレクションは、その後デイヴィッド・ホックニー、ロイ・リキテンシュタイン等著名なアーティストにより、次々と作品が加えられた。今回の展示は、その30周年の記念のワールドツアー。今回の展示されていたのは、以下の5台。

フランク・ステラ(BMW 3.0 CSL/'76)
ロイ・リキテンシュタイン(BMW 320i group 5 racing version/'77)
A.R. ペンク(BMW Z1/'91)
デイヴィッド・ホックニー(BMW 850CSi/'95)
ジェニー・ホルツァー(BMW V12 LMR/'99)

特記すべきは、青木淳氏がデザインした今回の展示空間。
透明なパイプを約10000本使い、タイトルの「透明なスピード」をデザインしている。
隅の光源から光が放たれ、仕込まれた鏡により光筋が、薄暗い展示空間を幾筋も駆けめぐる。
アートカーを取り囲む透明なパイプがその光を受け、輝く。
展示されているアートカーが、あたかも暗闇を疾走するかのように
思い起こさせる空間。

限られた空間の中で、透明なパイプと鏡、光で構成したシンプルな空間です。