(どうしよう、わりとマジでドリ5以外の24時間テレビの引き出しないんだけど。というかほとんど見てないしなぜか実家の僕の部屋のテレビNHKしか映らないし……よし、甜歌のTシャツアレンジと共になかったことに!なかったことにしよう!よくわかんないから!)

今日は日曜日、まあいわゆるほとんどの読者の方々からすればローテーションの谷間ですよ!ww僕はそうは思ってないけどね!そして前回の「夏の決心」が結構反響あって驚いてますけどねwwwというわけで日曜日は誰が得する?it's me!俺流サウンドパティスリーです

前回は結構みなさん知っている曲だったので今回はちょっと趣向を変えまして。サザンオールスターズで「夏の日のドラマ」です。



夏と言えばサザンということでベタだと思われるかもしれないですけど、聞いてもらって分かるとおりこの曲は歌っているのが桑田さんではなくドラムの松田弘さんなのでございます。あまり松田さんが歌っている曲はないんですけど綺麗で優しい声ですよね

この声に載せて紡がれるこの歌詞が倦怠期なカップルの物語。美談にはなってないんですよね。むしろところどころにきつめの頭をよぎる言葉がさらけだされている。それが少し怖いけど妙な魅力を持っている

ためらいがちな本音をプライドだけが邪魔する
惚れてたはずの仕草も
今はただナマイキな癖にしか見えない

ただこのいらだちから来る言葉が本音ではあるかもしれないけど本当の言葉ではないと。たしかにこう感じてはいるけどそれは自分がどれだけ好きなのか認めるのが辛いから…というのがどんどん自覚されていくわけですよ。

だからこの物語の主人公はすごくみじめなのね。でも最後に完全に自分と向き合って泣き濡れるこの人はかっこ悪くなんてないんですよ。それが松田弘という人の淡々とした声で届けられていくから心に迫るものがある

甘くせつない歌の中で 君と生きていた
二度と来ない見つめ合う 青春のリズムよ
思い出だけを残し 時間は過ぎてゆく
誰より愛しくて その涙を忘れない

時間と共に変わってしまったのかと思ってたけど、本当は変わるのが嫌で自分だけが取り残されていたままだったんだという一つの流れの中での自覚。少ない言葉で時間の経過を感じさせてくれるのは桑田さんの詞の芸ですね…

そしてこちらが桑田さんが生歌で披露したバージョン



二番の歌詞が飛んで実質一番しか歌っていませんがwww生歌の雰囲気もあって悲劇的な側面が少し和らいでいますね。松田さんが自分時間と外の時間の対比をそのままに描いているのに対して桑田さんは自分時間よりな感じを受けます。製作者の意地を感じるブラッシュアップだなあ

というわけで今回も夏を歌う曲をお届けいたしました。毎週日曜読んでくださってる稀有なありがたい読者さんは来週もまたお楽しみに!www